ryotakさん
のうた一覧
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百の首や、古きことばを偲ぶには、なほあまりある宝なりけり
令和三年十一月六日
18
一首の解説を読むごとに、記念に替...
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やすらはで寝なましものを、寝床にてかたぶくスマホの動画を見しかな
令和三年六月六日
14
無駄な夜ふかししないでさっさと寝...
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契りおきし帰郷が替へはZOOMにて、あはれ今年の夏もいぬめり
令和三年八月十日
13
埼玉在住の兄は今年のお盆も帰って...
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篤き床かよふナースの呼ぶ声に、いく夜寝覚めぬ宿直の医師
令和三年八月二十三日
13
24時間医療体制を維持するために...
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皇籍よ絶えなば絶えね、ながらへば忍ぶることのよわりもぞする
令和三年九月二十九日
13
図らずも生なましい歌に当たってし...
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宣言下店頭マスクの品を薄みわが衣手は咳に濡れつつ
令和二年五月四日
11
マスクがないときの咳エチケットで...
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プラズマの二核融く陽の果つる間は、いかに久しきものとかは知る
令和三年五月十三日
11
太陽核融合の余命は50億年。長す...
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ICU、この世の外の思ひ出に今ひとたびの逢ふこともがな
令和三年五月二十三日
11
大勢のかたが救われた場所であるの...
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世にむけて自粛のそらねをはかるひと、はな逢ふ会の席はゆるさむ
令和三年六月十八日
11
不要不急と必要緊急の境界を説明す...
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長からむ心も知らず。黒鍵も乱さず今朝もスマホこそ触れ
令和三年八月二十八日
11
ピアノを続けたいという割に、さっ...
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腎を病み、さても命はあるものを憂きも耐えるは日々の透析
令和三年九月五日
11
始めた頃は元気そうだったのに、最...
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来たる死は、まつほの浦の夕なぎに焼くや藻塩の、身も灰となす
令和三年十月三十日
11
誰しもいつかは灰になる日がくるも...
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うつつにも夢にも会わぬ人なれどウェブの窓辺に見知りけるかな
令和二年五月十日
10
うたを送っていただけると嬉しいも...
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文字の端はダブりにけりないたづらに我が目歳経るメガネせぬ間に
令和二年五月十七日
10
老眼鏡を買ったときの気持ちです。...
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KYを現場は危険予知と読み 空気を読めずとひとはいふなり
令和二年五月十八日
10
今はリスクアセスメントと言うこと...
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住吉の高く反る橋反り見上ぐ、寺社の通い路人目惹くらむ
令和二年六月二十四日
10
実用上は隣の平橋で十分なのに、梁...
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告別の式もなく逝く友がため、半年過ぎてミサ曲を弾く
令和二年十二月二十九日
10
4月に亡くなった同級生のことを知...
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ちはやぶる神代にも聞く、ウイルスの獣・ヒトへと世をくくるとは
令和三年二月二十三日
10
有史以前からウイルスは存在してい...
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核酸のたなびく紐の絶え間より、模し出づる自己の影のさやけさ
令和三年八月二十六日
10
数兆の細胞で一瞬の休みもなく死亡...
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観せばやな。雄島に渡る客だにも減りにぞ減りし足はもどらず
令和三年十月五日
10
雄島は松島の話だったんですね、は...
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