雪柊さん
のうた一覧
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我が膝で読み聞かせたる物語幾年先の君の糧たれ
平成二十七年十一月六日
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今日は、幸福の王子を読みました。...
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「好き好き」と頬ずりしてくる君がいて我の寿命が伸びた気がする
平成二十八年四月十日
30
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我は知る 母がつけたる日記帳始まりの句は 「ねえ お父さん」
平成二十九年二月五日
30
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母となり 髪を短くした君の 横顔 毅く凛と美し
平成二十七年十一月九日
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髪を短くした妻の横顔に「母」とな...
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エアコンの何か足りない暖かさヤカンを乗せたストーブ恋しく
平成二十八年一月二十三日
29
最近、妙にダルマストーブが恋しい...
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「手伝うの」次から次に人形を出すだけ出して眠るお転婆
平成二十八年二月二十九日
29
雛人形を家族三人で飾りました。 ...
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父逝きて育ててもらった歳月と等しい時間が過ぎし冬の夜
平成二十九年二月四日
28
命日は2月11日ですが、明日二十...
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逝く者も残される者も哀しくて別れは運命と知るも哀しく
平成二十九年六月二十三日
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小林真央さん。ご冥福をお祈りいた...
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百年に渡り受け継ぐ木刀に消えぬ手の跡 鍛錬の道
平成二十八年六月十七日
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秋の昇段試験に向けて、三代使って...
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バイバイと手を振る君が好き過ぎて気付かぬ振りで自転車漕ぐ冬
平成二十九年一月二十四日
26
気付かないふりで自転車を漕ぎなが...
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夜更け過ぎ鬼のお面を抱えつつ眠る吾が子の髪を撫でやる
平成二十八年二月四日
25
豆まきを私とするために、娘は起き...
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刃向かいて言葉交わさぬ愚か者墓石拭く手に涙一粒
平成二十八年二月十二日
25
反発心からか、父とは 十代後半...
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「制服を着たら可愛く見えるかな」彩水の恋は桜待ち侘び
平成二十九年三月二十八日
25
同じ幼稚園に行く男の子の友達が好...
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寒空の父の墓前で泪する母の想ひは永遠に潰えず
平成二十九年二月五日
24
父が他界し22年。 母は父に線...
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誰一人眺める者なき花明かり 誇る姿は誰が爲に在る
平成二十九年四月六日
24
自宅近くの10本足らずの桜並木。...
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祖父祖母と夫を看取った母が云う尽くし尽くせば 後悔は無し
平成二十七年十一月十一日
23
千映様と、全く同じ事を私の母がも...
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二人して 腰に巻きたるコルセット「抱っこ!」に応えた名誉の負傷
平成二十七年十一月二十二日
23
私と家内で揃ってコルセット。 ...
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春雨に 散らぬ桜の美しく散った桜の尚美しく
平成二十八年四月七日
23
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ブランコを 漕ぐ君の背に垣間見る 夏の陽射しは 翼にも似て
平成二十八年八月四日
23
ブランコに揺られる娘。 太陽を...
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霜月の雨冷たくて信号の「とまれ」の紳士も肩を窄める
平成二十八年十一月二日
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昨日から、とても寒く雨もぱらつく...
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