舞 さん
のうた一覧
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頂いて掌へと包んでは湯気に温もり朝の味噌汁
令和六年十一月二十一日
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いただきますと妻へ
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白い息 弾ませ叫び 小鬼らは 学校目指し 駆け抜けてゆく
令和六年十一月二十日
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白き朝 元気いっぱい 子らのみは...
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木洩れ日を求めて小鳥枯れ葉の間歩み啄む陽の欠片とか
令和六年十一月十九日
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畏れつつ冬を迎える何時からか春くる日まで日々を数えて
令和六年十一月十八日
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暮れてゆく 身には沁みたる ひと...
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大地から霧立ち昇る霜月の明けゆく空に残る明星
令和六年十一月十七日
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「おはよう」と妻淹れくれし朝の茶の仄かに揺れる湯気の温もり
令和六年十一月十六日
4
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豊穣の秋の大地に祝祭のカムイら満てるアイヌモシリに
令和六年十一月十五日
3
加伊はアイヌ語の「カイノー」に由...
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明けらかな まどか望月 欠けもなく 照るが寂しく 霜月の月
令和六年十一月十四日
6
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大人らはうつむき歩む子供たち駆けて蹴散らす紅葉さえ見ず
令和六年十一月十三日
5
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アイドルのケータリングの店探せ(歳考えろよ)妻から指令
令和六年十一月十二日
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ネットで調べて! ラーメンと海...
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氷細雨の滴る木々の艶やかに朽つ一時の葉は紅に
令和六年十一月十一日
7
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デートへと若き女の心意気ほのり色づくミニスカの脚
令和六年十一月十日
2
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朝晴れに ほだらほだらと かげろいの 揺れ立ち消える 淡き初雪
令和六年十一月九日
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小さ子の 小さその指 手を包み 母は手つなぐ 子を見守りつ
令和六年十一月八日
4
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くすの木よビルの谷間に残されてお前は生きろ人絶えるとも
令和六年十一月七日
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ビルの隙間の 緑の孤島に 楠木が...
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暮れゆかば昔の事や今日の事ポツリ語りてともに寝に入る
令和六年十一月六日
7
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戸惑いて若きカップル肩寄せば手は自ずから要らぬ言の葉
令和六年十一月五日
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そこ痛いそこは効くとか寝る前に揉みつ語りつ爺と婆とが
令和六年十一月四日
5
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酣の 秋の祝り人 豊穣の 山や田の幸 賜り感謝
令和六年十一月三日
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灰色の街へと変えて滴る雨うつむき歩む傘のみの色
令和六年十一月二日
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