波並のお気に入りの歌一覧
山田杜魚
亡き母の財布に戒名畳まれき吾に流れし姉のありしか
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山田杜魚
隠すべき傷痕がどれかわからない。あなたが指でなぞって。決めて。
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前田
忍法・韻律無視の三十一音を短歌と言い張るの術、だ
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うにうに
わたくしのくらがりの中咲いている朽ち果てること止めた彼岸花
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うにうに
散らばったままの夜空に散らばったままの僕等が投げるビー玉
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羽
声あげて駈けぬける子らのかろやかさ分けてもらおう初夏の水辺で
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羽
六月の空の高みに打ち上げたペットボトルは神になりたい
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島祝
この世をば悪しとや思し召したるか七夜も降りてあぶる大水
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芳立
事務的にナースは告げついもうとがいま麻酔よりかへりきたれる
28
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垂々
かぎりなく一人と思う ハンドルを左にきってながれる乳房
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紫苑
姫女苑群れさんざめくかたはらに肩そびやかす野薊の棘
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紫苑
同性婚の議論聴きつる厨辺に苦瓜は血いろの種零ちけり
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ほたる
男性は傷つきやすい心詠み女性は再生する歌を詠む
23
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浅草大将
言の葉の裏も表も尽くしぐしさしたることもなきこの頃は
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鹿男あほでよし
課長にも卒業したい今があり尾崎豊は歌われている
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鹿男あほでよし
ぼくよりもさみしいひとがぼくだけに「さみしいの」って甘えてほしい
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鹿男あほでよし
顔文字と違う笑顔になっている君と会わないほうがよかった
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キヨム
デートって言葉をしらないこいびとがスケジュール帳に遠足と書く
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垂々
あんなにも間違っていたやり方のひとつひとつが青春だった
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falcon
アカシアの木の下むかし別れたる友なつかしき白き花房
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