みずたまりのお気に入りの歌一覧
悠々
ちちははを泥に呑まれし児らの春瓦礫に佇ちておらぶ声悲し
25
もっと見る
悠々
散る花の地に着くまでを見とどけてわれも往かなむ涅槃の園生
23
もっと見る
恣翁
春長けて 緑萌ゆらむ 故郷に 何時か還るを 月や照らさむ
29
もっと見る
三沢左右
暖かき日々の続きに雪のあらばなどて桜の散るぞ口惜しき
15
もっと見る
みみ松
この月にこの和を知るは神様の思し召しやと無宗教でも
9
もっと見る
でくのぼう
ねまに臥せ籠りし熱に魘されむ鑞梅白くきみ病みをりし
16
もっと見る
聴雨
人の世の憂さなど知らず野の花は自らの色で今朝もほころぶ
36
もっと見る
詠み人知らず
あらざらむこの世の外を見し人のこころの関をとふこともがな
19
もっと見る
詠み人知らず
夢といふ一つ言葉で人の世を抜けて澄みゆく中天の月
32
もっと見る
みみ松
髪洗い素足のままで眠りつくその有り難さ今更に知る
10
もっと見る
逢
「さよなら」とえんぴつで書く こすったらかすれてしまう悲しみがいい
43
もっと見る
悠々
生きててもしやうがねーやと呟ゐて手に一握の米を磨ぎをり
22
もっと見る
詠み人知らず
現身の幸こそあらなきみがため訪ひて祈らむ白峰の奥
19
もっと見る
詠み人知らず
願はくは波を急かすな沖つ風寄せて返すは同じ心を
26
もっと見る
恣翁
重過ぎて 詠むも憚る 歌心 今は黙して 溢るるを待つ
92
もっと見る
三沢左右
歌ひとつ詠みて無事なる自が身に罪は潜めり 雪の降る町
15
もっと見る
悠々
わが胸に青き壺あり蒼の水ふいにあふるること多かりき
41
もっと見る
加祢
うつろひし糸の心に聞きゐれば八重にひらける花の色見ゆ
27
もっと見る
加祢
この春も去年とかはらぬ色そめてかの人の愛でし梅の花咲く
19
もっと見る
薫智
猫見てる見られてるのか見てるのかわからないまま見てる見つめる
33
もっと見る
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
>>