恣翁のお気に入りの歌一覧
兎桃
霜降の朝はからりと明けわたり祭りの幟蒼天を衝く
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舞
神遊ぶ大雪山の審神者は先駈け纏う白き法衣を
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横井 信
藁を積む刈田の畔に雨の降る秋の歩みのぐっと早まる
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わかばみち
心にもスイッチあるよと宣う子母のスイッチオンしてください
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うすべに
おひさまを見ない一日濡れ落ち葉 枝の仲間をひとり見あげる
7
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痴光山
猛暑から秋もそこそこ初冬とは 今朝開きたる小さき朝顔
6
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中康
秋深に 寒さ身に沁む 裏通り赤い提灯 熱い燗酒
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ななかまど
日記には書かずにおこう見あげればうつろう秋の鰯雲ゆく
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茂作
かはたれの異國の街を歩む時たわれ女の泪する時
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舞
雨毎にあらわれ移り人をして愁い思わす紅葉葉の色
6
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秋日好
後ろより抱き竦めらる心地する 秋雨の間の暫時の夕陽
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うすべに
寒風に鍋が恋しいくもり空 レジ袋からのぞく白ねぎ
9
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こくんと
アスファルトに とどまる秋の 香り染む 金木犀は 霧雨のなか
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痴光山
寂さびと秋滲みわたる畑の路 背高泡立草の放つ夏色
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継海
廃線の バス停留所 工場前 色なき風がダイヤをなぞる
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へし切
初恋の星の花ふる銀木犀かほる小径に君を待つ秋
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中康
全天の 雲の一角 切れる朝遠くの青に 柿の実赤く
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リクシアナ
未来への片道切符 鋏痕を指に感じて車窓ながむる
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茂作
其夜より媚び賣るごとく振る舞へる女となりしを我は憎めり
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横井 信
新しい上着を羽織り穏やかな秋の朝行く湿った歩道
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