恣翁のお気に入りの歌一覧
夢花火
味しめじ 揚げと炊き込み 夕飯へ おこげの美味い 秋の馳走
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舞
稲穂波優しい風に老い人は田に独りいて夕焼けを待つ
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秋日好
西風を切り裂き樹下に舞う燕雨は間近と翼の言伝
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うすべに
東からすずかぜ吹いて萩揺らす 秋よぶ星に虫の合唱
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痴光山
秋の墓地隣の芒にもひと汗す 来ぬひと待てる御霊癒しぬ
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継海
清けきや 夜も沃野も私も 細き月夜に満たされてゆく
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秋日好
鉢植ゑの銀杏は雨に息を吐き最早うすらに色づき濡れをリ
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敦希
夜半の闇眠れず下弦の月眺む 夫の寝言と秋虫の聲
7
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ふわり
本当は詠みたい人だと隠してた私をまるごと受け止めてほしい
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継海
バリバリと玄米となる豊穣や 活気づく声 ひつじ雲まで
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凌霄花
吉備の峰 風の清しさ ゆで卵 打ちてこつんと 鈴虫の鳴く
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Hatabou
文学の何の素養もないけれど日記代わりに短歌を作る
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天野まどか
ラスコーリニコフの斧の一撃のごとくスイカを割った夏の日
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渡 弘道
肩貸して唇貸さぬ星月夜十七才遠い遠い夏
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うすべに
涼しさにようやく浸かる気になって 湯船の中で聞く虫の声
6
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ななかまど
歳時記と気温が上手く呼応して身めぐりつとに秋らしくなり
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千葉 甫
あと一歩進めば開く自動ドア透して灼けた街路見つめる
3
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中康
雨降って 心が冷える 身も冷えて温もりほしい 秋の夕暮れ
4
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夕夏
ちちははにあたえられたるあいじょうをわがこにそそぎきれただろうか
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兎桃
吾が宿の鬼門に生ふる花梨の樹落とす病実微睡み醒ます
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