御崎 耕のお気に入りの歌一覧
紫苑
光昏や精放たるる刹那こそ君にも吾にも一生なりけれ
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紫苑
驟雨去り日の暮れ方に口ずさむ歌つまづきて水無月の逝く
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逢
へこんでる壁 きっとここに悲しみを抱えるひとがいたんだろうね
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逢
変わらずにいてくれますかと問いかけて「いいえ」を聞かずにふるさとを去る
41
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逢
捨てられたかなしみをすべて受けとめているから海は冷たいのだろう
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粕春大君
夏の夜はやがて明くると知りながら月まつが枝にほととぎす鳴く
25
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粕春大君
夜半の雨に濡れし下枝のうは露のとどむる光四方を照らしも
25
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粕春大君
空に咲き地に散り敷けり 悲歌に満つ世を淡紅 に染めよ桜は
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粕春大君
海嘯のあともまだ干ぬ破れ庵に医師咲みけり荷は重くとも
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浅草大将
雲とりの心のあやをながむればいとど乱るるたてぬきの雨
20
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浅草大将
うつろへば光と闇のはざまにぞ心やいろに出でて見ゆらむ
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浅草大将
ひとときを夏のはしりの雨ゆけど軒のやどりに我は急がじ
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浅草大将
情ゆゑ水漬くかばねと葬りしか草むすりむの道にたがへど
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浅草大将
ひと知れずむすぶ蕾も我が胸に秘すれば花と咲き匂ひける
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浅草大将
一群の菜花は土手に咲き初めてなほ陸奥へ行く汽車は来ず
25
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浅草大将
ブルースの流れのままに溺れてのあとは朧の春の夜の夢
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緋色
朝焼けを白髪に灯す老人が行く 空白と、それらの先へ
22
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逢
「さよなら」とえんぴつで書く こすったらかすれてしまう悲しみがいい
43
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悠々
どこでどう間違へたやらひとの道呟ゐてまた飯をほほばる
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芳立
こよひまた地震のふりしをひさかたの月さやかなり月しづかなり
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