観月りょう のお気に入りの歌一覧
紫苑
紅花と藍を織りなす夕ぞらに不穏の錘をかざす手の見ゆ
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螢子
小夜更けし夫待つ夜の衣擦れは波沙羅波沙羅と憐憫の音
5
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詩月恵
ひがしやま君と歩いた石畳瓦斯の灯りに染まる格子戸
10
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葉月きらら☆
恋人と呼ぶには遠いこの距離を貴方が伸ばす腕が縮めて
11
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四季野 遊
膝までも届かぬ草の背伸びして紅き蕾みを今日ほころばす
11
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銀
再びと決めて噛み締めるキャラメルが決意とともに銀歯剥ぐ夜
3
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たんぽぽすずめ。
種一つ芽吹いて綿が被災地に飛び根を張ると今は信じる
25
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粕春大君
白雲の竜田の錦とみるまでに紅葉散り敷く丘野辺の道
7
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たんぽぽすずめ。
雨を抱き葉擦れに月を待つうちに置き去りの木と知り 佇みぬ
10
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銀
日だまりの銀杏おりおり重なりて標となりぬ一枚を秘す
4
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葉月きらら☆
くちびるを奪い去る人いなくなり ひさかたぶりに付けた口紅
14
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四季野 遊
楡の樹に君好きですと語りても楡の向こうに君はおわさず
3
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螢子
信号で止まり城山見える日も見えぬ日もある我が心の眼
6
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螢子
入会せし前に詠まれし数々のうたひも解きぬ秋の夜長に
5
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浅草大将
薄墨の窓の眺めは淡々と音も色なく冬の雨降る
14
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たんぽぽすずめ。
詠み浅き歌しか出来ず青黴を捨て去る月の丸さを見あぐ
3
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まき
もうここにやさしいあなたはいないのにまぼろしだけがわらっています
4
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浅草大将
わが恋は逢ひ見ることもたま坂に落ちて行方は知るべくもなし
7
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浅草大将
この身こそあづまの方にいぬるとも心つくしの君にありなむ
4
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まき
どこまでも行こうよ道がとぎれても君は相棒、隣りには猫。
3
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