ふわりのお気に入りの歌一覧
Chico
日だまりの車椅子にてうたた寝の そっとそのはは そっとそのまま
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継海
紫の花はりんどう秋彼岸 鈴虫鳴けばすずろに侘し
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継海
稻わらを被る朝の田 畔道を急かされ帰る ポチと行き会ふ
7
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へし切
露草の可憐な花が咲き初めて野辺に小さな秋を見つけり
11
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横井 信
雨降れば残暑もちょっと和らいで急ぎたくなる畑の手入れ
9
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仙人の弟子
夕されば風もひんやり秋祭り露店のあかり心ぬくめる
7
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天野まどか
岬にはバニラアイスの色をした灯台ひとつ夏のおわりに
3
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恣翁
線香を絶やさぬやうに 通夜の番 宵からの雨ふり止まざりき
10
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うすべに
金色のこうべをたれる稲の穂に よりそう花の深紅燃え立つ
7
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ひよどりよりこ
えらぶ指なき人ありて手つかずの野に咲く花の気品あれかし
3
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横井 信
昨晩の静かな雨に濡れている畑に種を少しずつ播く
8
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夢花火
夏終わり 曇りグラスの 霧雨に 空が鳴る鳴る 竜神の雲
3
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へし切
夏がゆき 軒端に落ちる雨の音 読みかけの本 ページをめくる
12
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灰色猫
恋らしきものを砂へと刻めども生きるがためにさらいゆく波
7
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天野まどか
子守唄替わりに車輪の音聞いて乗り過ごしゆく最終電車
3
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天野まどか
押し花をそっと挟んで返す本君よ気づけよ吾が花言葉
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悠和
よかったを見付け感謝し育んで喜び太らせ楽しく生きん
5
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舞
恋初めし君面影を泡沫の夢見に覚めて残る老いの身
9
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エイミー
毛筆の 凛とした字が まばゆくて 涙で曇る 形見整理の午後
4
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横井 信
西陽差す田んぼの上で群れ踊るトンボの羽のきらりと揺れる
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