澪子のお気に入りの歌一覧
へし切
おはようの聲と陽ざしに目覚めれば寝坊の朝にかほる珈琲
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横井 信
飛行機の影のきらめく青空にクレーンの伸びてつかむ春風
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へし切
「ごめんね」と一言添へて 仏前に 皆の元気と感謝を伝ふ
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うすべに
冬枯れの雑木林に群れなして 春とさざめくま白い小鳥
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横井 信
道端につくし顔出す春の陽のほんのり温い週末の風
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茂作
春雨のやがては雪となりにけり あした彼岸の中日なれども
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茂作
來てみれば先に參りし人のあり まだ濡れそぼつ奧つ城の石
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恣翁
のどかなる住宅街に 仲春の風 ささやかなざわめき誘ふ
10
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へし切
やはらかな春の陽ざしに さくら花 今か今かとふふみあり待つ
10
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ななかまど
薬効を持たぬ悲しさよわが歌はマシュマロのごとふわふわしたり
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うすべに
礼拝のせなかが揺れるりんの音 めじろ聞き入る般若心経
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うすべに
さざんかの残花ちらせてきまぐれに めじろ立ち寄る梅のふくらみ
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継海
薄氷の融けて湖面の菜の花を首をのばして待つ富士の山
14
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継海
日脚延び夕刻五時を廻りても明るき窓に陽の残りけり
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横井 信
自転車をえいやと漕いで離れてく冷たく冴える冬の青空
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へし切
退き際は機をのがさずに潔くこれに尽きるは覚悟なりけり
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恣翁
夕映えに 左右に並ぶ教室の 燃ゆがに赤き硝子窓かな
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ななかまど
ケラララとワライカワセミ笑うとき妻の用事がスマホに届く
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横井 信
寒い日に子供と鍋を囲んでるあとは自由にひとり夜更かし
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ながさき
群青の 海に降る雪 消へ去りて 老ゐたる父母の 悲しみの聲
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