継海のお気に入りの歌一覧
ななかまど
戦争の影なお今も地を覆い八月十五日鐘の響けり
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へし切
送り火を燃え尽きるまで見つめてる消えては浮かぶあなたの笑顔
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中康
柿の種 誰が混ぜたか ピーナッツ不動のつまみ 地位は揺るがず
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舞
山里の秋虫の声伸ばしては染みる湯の香の人知らぬ宿
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渡 弘道
古池や亀の甲羅に水の円母に子一人空き家予備軍
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くろちゃん
ピアノの音聴きつつ写す古き手本チャイコフスキーに秋は似合はむ
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茂作
よその鳥ただ聞くばかりとなりにけり夏ほととぎす高らかに鳴く
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秋日好
ミルトンを齧りて思ふあなたさへ この手を引かば何時何処へとも
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凌霄花
家事育児オンオフ交互の繰り返しついついオフが長引く八十路前
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鈴木周凍
うすこほり春は名のみの空にして凍みてはひとり言の葉散らしつ
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横井 信
完熟の畑の隅のいちじくをひとつふたつとそっともぎ取る
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びわ
近所の子オジサンあげるくれた菓子口に噛みしめ心でお礼
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うすべに
ひと灯ずつ御魂とみれば よろず世の平安祈る誰でもがみな
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煙 亜月
海からの坂を裸足でペダル漕ぐパピコは二つでひとりに一本
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西手心黒
運転中サイレンの響き聞きつつも助手席の君が黙祷重ねし
5
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痴光山
涼しさに咲ける朝顔は猛暑になりて 現世覗くも昼前垂れぬ
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西手心黒
クーラーの時間延長す熱帯夜毛息子の鼾くうくうと鳴り
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くろちゃん
カナカナの聲降る宿に素泊まりの窓を見上げておや昼の月
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へし切
青白き仄かに灯る蛍火は今なほ争ふ世界を彷徨ふ
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へし切
君が代も取り殘されし喉佛 苔むす跡のわだつみのこえ
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