継海のお気に入りの歌一覧
痴光山
深秋の庭を黄に染むるつはぶきの 片方に終の小朝顔三つ
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痴光山
立冬や柿の木畑に残されし 枝を撓むる赤き実わびし
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紫の紫陽花
いざよひも覺めず夢にぞつきにける道も長くてあきも來る頃
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詠み人知らず
あの話?なくなったよ?と見返されまだ期待していた自分知る
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滝川昌之
武勇伝飲んで語ればハイハイと聴き飽きた妻が酒片づける
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恵雪
風止みて薄暮の空に影絵なるメタセコイヤの並木美し
7
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茂作
もろともにひよどり羽ぶき飛び去りぬ 高木の枝に日影かたむく
10
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舞
大地から霧立ち昇る霜月の明けゆく空に残る明星
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茂作
畑人はおのもおのもに苗買ひて 植ゑた玉葱誇らかに見ゆ
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痴光山
たをやめにどうぞと電車で席立たれ 黙するますらをもどきの八十路
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敦希
うたに在る季の移ろいに誘われて 風に触れ肌に心残りが
10
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滝川昌之
絵心も詩心もある貴方から景色のような歌が流れる
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秋日好
小指にてそっとなぞった口紅の葉陰の山茶花笑みを待ちおり
8
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滝川昌之
よく出会う近所の犬になつかれて責任のない可愛さを得る
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恵雪
疎開せしお子への文は母御の愛溢るる文字で綴られてをり
7
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横井 信
稲刈りの終えた田んぼにサーカスのそっと広がるテントの明かり
10
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へし切
咲きみちてま白き花は匂へども人もおなじにいつか散る花
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灰色猫
脳神経外科診までは太陽にふれてた頃の腕を励ます
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茂作
をさなごの少し仕草のおとなびて 夫婦遊びを止めし頃かな
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へし切
君が見て僕を恋しくなる如き長き手紙を書きたい秋の夜
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