継海のお気に入りの歌一覧
恵雪
境内に鮮やか繁る青もみじ木漏れ日眩し石山詣
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杜鵑草
姑はまことの露になりにけり言の葉の上に消ゆる朝露
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杜鵑草
市にても一人なる身は我のみや否や心よ人な妬みそ
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杜鵑草
定めとて送り送られ別れつつ春は心ぞもの憂かりける
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うすべに
里山のこみちの暗さ 茂る葉のざわめきに聞く夏の足音
10
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兎桃
山の畠かかる草藤払い除け麦の畝にも風を通さむ
6
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笹舟
花冷えの朝に鳴く鳥うららかに 陽の下来よとみな誘いたり
6
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うすべに
ゆく春を惜しむひとふさ藤は散り 夏に手を振る桐のむらさき
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へし切
年古れば余る時間を持て余しひとり暮らしはなどか侘びしい
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舞
咲く色は知らぬつぼみの紫陽花の葉陰に仄か初恋の夢
10
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うすべに
葉桜のこもれびおどる初夏の風 今年の夢も凜と去り行く
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へし切
「ただいま」と言えば「おかえり」返りくる 絶えて久しい言葉が恋しい
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ななかまど
四ヶ月翼を休めた君だから夢の続きへ向かって飛べる
13
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茂作
書き寫す般若心經のちの日に 子らが孫らが形見とや見ん
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仙人の弟子
初夏の朝 澄んだ空気に 冴えわたる 鳥のさえずり 愛おしきかな
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夕夏
あいたいとおもうきもちとあきらめはよせてはかえすなみまのきほう
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茂作
どくだみの十字の花の哀しけれ かをり憎くしと人は手折らず
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KEN
百年と持たぬ夢また押し上げて みずき萌ゆかも風乱ふ街
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舞
いつ頃か母さしくれる傘をうつ音美しと知る時のある
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うすべに
あじさいのつぼみを濡らすはしりあめ 湧いたみどりに音もかろやか
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