敦希のお気に入りの歌一覧
茂作
本を伏せひかり斜めの圖書室の外見る少女何をおもへる
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恣翁
失恋の 病む傷痕を見つめつつ 過ぐしたりける独り寝の夜
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うすべに
急かされる夕餉のかおりに帰り道 そぼふる雨の秋の夕暮れ
7
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仙人の弟子
日も暮れて秋の夜長は虫のこえ川のせせらぎ遠くの汽笛
7
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横井 信
端っこに彼岸花咲く校庭をひとり元気に駆ける秋風
9
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ななかまど
台風は遥か遠くに消え失せど静けさ抱きて秋を待ちいる
8
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凌霄花
本に曰く やる気でないのは 未来図の 描けてないこと 動かないこと
10
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茂作
野分過ぎ花を落とした百日紅蹈むをためらふくれないの道
11
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舞
それぞれに人は静かに虫の音を聴きては過ごす秋初める夜半
8
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秋日好
ふと流し涙堪える夕間暮れ もはや長月 夢花火後
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へし切
夏がゆき 軒端に落ちる雨の音 読みかけの本 ページをめくる
12
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茂作
歸り道わざわざ少し遠廻り今宵の月の美しくして
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ななかまど
台風よ居座りつづく夏の暑気 世直しのごと連れ去らばよし
10
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恣翁
潔く窓を放ちて 冷水に 夕べの夢を洗ひ落としつ
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横井 信
走り去る列車のあとに草むらの秋めく陰のしずかに揺れる
10
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痴光山
公園の野良猫は餌を食み撫でさせて 貸し借りなしと伝える背中
6
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ななかまど
雷鳴に稲妻ひかる夏の夜 雨を招きて稲みのるべし
9
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へし切
手に慣らす夏の扇の懐かしき手に持つファンや街に流行りぬ
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継海
青もみじ 葉先くすぐる白き花 いつしか紅に染まり候
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茂作
東京の言葉が少し入つてる里歸りした兄のゐる夏
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