敦希のお気に入りの歌一覧
ななかまど
雨あがりのぼる花影立葵空の深さにまだ濡れる風
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恣翁
ぼんやりと 庭の柘榴を見遣りつつ 朝の紅茶ぞ 冷められにける
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ななかまど
朝顔が今夏はじめて開く朝 夏の匂いが窓をくぐって
10
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へし切
うらめしくつゆも降らない雨を恋ふ花びら枯らすあぢさゐの花
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杜鵑草
戯れに誘はざりせば逢ふことも避らぬ別れもあらざらましを
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ななかまど
縁側でとうもろこしを食む三時 少年時代の蝉が鳴きおり
12
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艸介
どうと打つ大胴にこたへ ごうと吹くはやてが奔る 祭がはじまる
10
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うすべに
葉桜にしずくのこして通り雨 暑さひといき遠雷を聞く
11
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茂作
淺漬けの茄子の一夜のこむらさき食めば涼しき秋の立つころ
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横井 信
雨を待つ日照りの続く水田にそっと降り立つ海の白鷺
9
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うすべに
雨つぶにおじぎをかえす葉のうらに 翅をたたんでおひさまを待つ
9
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茂作
待ちわびて思ひ重ねるほととぎす 夢に聞こえる夜半の一と聲
10
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舞
青空に憧れる頃立葵濡れて滴る銀色の雨
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恣翁
枕辺の畳に落ちし 一輪の沙羅 転寝の夢をとどめて
12
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うすべに
雨うてばぽとりといちりん夏つばき 苔のみどりの褥もとめて
11
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ななかまど
つばくらめ風を斬りつつ翔んでおり青葉のかげに夏のぞきおり
11
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茂作
折々に聞くもさやけし雨上がり 夏うぐひすは聲ととのへて鳴く
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うすべに
あじさいに色を移して空の青 くっきり白く上弦の月
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ななかまど
空の音消えた後にも手を振って見えぬあなたに整備士が笑む
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茂作
日の出ごと我が見る庭の朝顏のやうやく咲けり一つなれども
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