敦希のお気に入りの歌一覧
横井 信
爽やかな初夏の日差しにふと混じる雨の気配に揺れる街路樹
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秋日好
惜春の木蔭そよとも風吹かず染み入るものは緑に翠
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茂作
朝ぼらけうぐひすばかり鳴く聲に 心ひとつをすましてぞ聞く
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ななかまど
茶畑に若葉の精気が満ちており春は終わるや八十八夜
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恣翁
ゆく春や 重たき琵琶の抱き心地 虻も葉陰に夢見たるらむ
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茂作
川の字の孫に二を足す添ひ寢かな 蹴られて目覺む春の夜の夢
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ななかまど
バイキングわれと妻との皿のうえサラダ以外は同じ盛り付け
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継海
青き田に春の嵐の波打つも女神イーリス楚々として立つ
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杜鵑草
人知れず峰にさくらも散りぬべし見られてこそは惜しまれもせめ
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茂作
掻き寄せて拾ふもうれし玉葱の 今掘りいでし土の着くまま
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ななかまど
刑事さんその時わたしは丘に寝て雲に名前を付けていました
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杜鵑草
見む人の悔しさ知らば春霞花な隠しそ嵐もぞ吹く
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恣翁
繽紛と 盛り過ぎぬる洛西の春傾くる 御室の桜
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うすべに
うぐいすの声をみがいて残り花 春のおわりを告げるひとひら
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ななかまど
生み落とすわれがつむぎし言の葉よ見えない空の向こうへ届け
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へし切
花のごと吾もありたし散りゆくも桜吹雪の覚悟をみたり
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茂作
夜もすがら音する雨にいねられず 飽かず散るかと花を思へば
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恣翁
夕空は 薄紫の透明な膜に包まれ 雨を匂はす
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ななかまど
春の陽がほくらほくらと射しくれば風やわらかく雪解けの音
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茂作
この寢ぬる朝けの空に高く飛ぶ 雲雀聲落つ葛飾の里
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