敦希のお気に入りの歌一覧
茂作
なにとなくこころ脹れる思ひする カナメ垣根の紅を見るとき
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うすべに
代かきのトラクタの筋じっと待つ さぎを横目に尾振るせきれい
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痴光山
亡妻の椿を活けて長生きをと願ひ 水に沈めて茎を切りたり
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へし切
もしあの日いつもの電車に乗ってたら僕の命は今あるものかは
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恣翁
春の陽を受け 紫の淡き影 俯き咲ける立坪菫
10
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へし切
おはようの聲と陽ざしに目覚めれば寝坊の朝にかほる珈琲
10
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横井 信
飛行機の影のきらめく青空にクレーンの伸びてつかむ春風
11
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へし切
朝まだき春のあらしや鳴る神の音も動みて寝も寝もやらず
8
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へし切
うぐひすの来鳴く狭庭の梅の花にほふ春へは長閑けからまし
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舞
辛夷さえ咲かぬ北国残る雪踏みつつあおぐ大空の果て
8
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茂作
すれ違ふ人の衣のうすらぎて 春の匂ひのかろき風吹く
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へし切
ひたむきに生きよと言ふか藪椿 陽ざしとどかぬ葉の陰に咲き
10
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うすべに
葉をゆらす一陣の風駆けぬけて 木洩れの月の影もさやかに
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ななかまど
まだ残る冬将軍の足軽が雪を降らせて春は足ぶみ
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仙人の弟子
春の雨頬をひんやり撫でるかなどこか優しい乙女のように
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ななかまど
黒々と化粧されたるデゴイチよ走らず居るは辛くないかい
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横井 信
ひばり鳴く駅のホームで見上げればちょっとくすんだ春の青空
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カプチーノ
ユーミンの「卒業写真」を知らぬ子の卒業ソングは「三月九日」
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茂作
意地をはるうまごを見れば何よりも 可笑しとおもふ我に似たれば
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恣翁
山里を昔のままに封ずがに 夕靄淡く立ち籠むるかも
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