からくれなゐの夜のお気に入りの歌一覧
胡蝶いと
あしひきの秋山おほふ朝霧や我のさすらふ心をさらへ
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萱斎院
もちづきのかけたることのなき人も 菊に露おくあきかぜぞ吹く
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御茶ノ水 啓太郎
しぐれゆく佐世保のまちのもみぢ葉を吹きな散らしそ磯の松風
9
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原磯絵馬
北窓も夜船も星をまぶしたら萩も牡丹もこぼさぬように
5
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蔓葵
朝がすみたなびく山のふもとよりうすくれなゐの春は来にけり
46
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萱斎院
山里のあきのしるべのをみなえし しめ結ふ野辺にぞ咲きてかれゆく
12
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萱斎院
色かはる浅茅が宿のまつの戸に たれ呼ぶらむかさをしかのこゑ
10
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萱斎院
しののめのあかぬ別れに散る梅の 香におぼるるや春の夜の夢
40
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御茶ノ水 啓太郎
ゆく夏の形見を空にとどめ置きてあなたへ渡るあけいろのくも
17
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音蔵 雅秀
弾く白 紅薄め一面に 桃源郷は春告ぐる里
4
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詠み人知らず
霞たち人目を覆ふ高砂に 誰見られずも乱れ咲くらむ
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へし切
からころも袖の柵せきあへぬ涙にかすむ君が面影
13
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音蔵 雅秀
アサガオに 宿る朝露陽を弾き 瑠璃の際立つしののめの頃
8
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なりあきら
夜明け前 微かに響く ひぐらしは 微かに香る 秋の気配か
4
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波端
雨雫ほたるぶくろに光りけり靑草匂ふ梅雨の宵晴
3
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波端
藪枯らし和菓子に似たる花かざしうましき夏の日に輝かし
8
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小林道憲
小倉山 麓に建ちし草庵に 祇王清盛の由来を聞けり
3
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灰色猫
仰向けに転がる蝉のぬけがらをかろやかに食む秋の涼風
19
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しきしま
春ならば花と見まがふ白雲も山の緑に映ゆるなりけり
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しきしま
我が宿のつらつら椿つれづれに見やればひとつうぐひすの声
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