雪乃まりのお気に入りの歌一覧
ななかまど
オホーツクの山背いとわず紫陽花は花咲き継ぎて命新し
15
もっと見る
へし切
色欲に溺れるは 人の常なるを 成るも成らぬも則を越へては
13
もっと見る
横井 信
梅雨寒の雨で小さく閉じこもる夏を待ってる白い草花
13
もっと見る
へし切
栗の花 ちからのかぎり夜も匂ふ 雄花 雌花の仲も睦まじ
12
もっと見る
茂作
紫陽花の色を迷ひて梅雨深し 赤にうつるや青にうつるや
21
もっと見る
滝川昌之
半袖のまだ危げな二の腕の初夏を励ますポロシャツのワニ
15
もっと見る
へし切
そよ風に 藤の花房ゆれにけり ひとり祝ふか また一つ老い
15
もっと見る
へし切
見つめれば 花も恥ぢらふ麗し女の 知らぬ顔してうつむく紫蘭
12
もっと見る
猫谷しゅう
静けさが響く図書館その中に気の合う本の鼓動をさがす
10
もっと見る
横井 信
草原に急に降り出す雨音を追いかけてゆく鳥の鳴き声
15
もっと見る
滝川昌之
春の土手 若草どれも魅力的 目移りクンクン匍匐の仔犬
13
もっと見る
へし切
花ちらす風のやどりを 誰や知る こぼれて匂ふ 山吹の花
14
もっと見る
茂作
手を廣げ春を引き繼ぐ花水木 空に交じらぬ薄紅のいろ
14
もっと見る
茂作
下手もあり藪鶯の鳴き淀み そろそろ歸る旅寢の支度
13
もっと見る
時計台
散歩する我の肩にもひとひらの名残りの桜また逢ひ見むと
11
もっと見る
きくゑ
散り際の桜悲しき霧に浮く風なき朝にうすべに沁みる
11
もっと見る
横井 信
静かなる春の社の葉桜にツバメを追って玉砂利を踏む
11
もっと見る
滝川昌之
でか過ぎる新品リュックの中学生ランドセルから引き継いだ夢
18
もっと見る
滝川昌之
垂直に上る雲雀は何度でも空の霞を切り裂くごとく
13
もっと見る
へし切
風吹かば散りかいくもれ さくら花 吾が身ふるとて 君な忘れそ
9
もっと見る
1
|
2
>>