時計台のお気に入りの歌一覧
凌霄花
出雲路を踏み分け入れば一里塚今は昔の賑わい聞ゆ
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へし切
紫陽花の喜ぶような空 何処 雨はしとしと 淑やかがいい
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ななかまど
つる伸びるリング支柱の朝顔を朝の光に晒しつつ夏
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滝川昌之
友情を確認せずに「またなっ」て言えた季節の夏空は濃く
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横井 信
風そよぐ梅雨の合間の草原で近づく夏へメールを送る
13
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茂作
梅雨晴の向日葵の莖高けれど まだ伏しおれり時に非ずや
12
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へし切
老い惚れて どうせ俺等はひとり者 どうぞ減らして若者の為
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凌霄花
朝まだき風の間に間に聞こえくる一番列車の音の優しさ
14
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ななかまど
夏至すぎて一夜に伸びる朝顔のつるを左へ誘う力
12
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滝川昌之
お手玉をすれば自然と出る唄のか細き義母の声ぞ哀しき
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灰色猫
爽やかなレモンの香り吸い込めばまばゆい夏が湧きあがりくる
8
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横井 信
草いきれ朝のホームにたちのぼり溜まった水にうつる青空
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灰色猫
帰らずの眠らぬ森で乱舞するほたるすべては黄泉への明かり
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茂作
夏の午後麥酒の色を愛しけり 嫁が屆けた高原の味
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今でも幸ちゃん
未亡人 花を育ててひそかなり 花は紫紺の色に艶めく
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へし切
貧困に夢も持てずに 若者が 恋も知らずに老い惚れてゆく
14
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凌霄花
施作なく仮病居眠り雲隠れ陣笠俸給税金の無駄
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ななかまど
死者たちの頭上行き交うロケット弾理性うずもれ和平たゆたう
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滝川昌之
雨季ならば朝のくせ毛ははね上がり自動ボタンで開く傘のごと
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横井 信
しとど降る雨にけぶれるビルを背に一歩踏み出す夏至の朝
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