ぜんまい時計のお気に入りの歌一覧
舞
頂いて掌へと包んでは湯気に温もり朝の味噌汁
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茂作
禪堂の枕に覺めし夢のごと 古繪の逹磨われを見つめる
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萱斎院
いにしへの恋のゆくへもいまさらに もみぢの風にさをじかの鳴く
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うすべに
しあわせな夢の余韻につつまれて まどろみに聞く明け方の雨
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痴光山
枝しなる柿の畑は今日収穫日 木守り残らず無きぞわびしき
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滝川昌之
よく出会う近所の犬になつかれて責任のない可愛さを得る
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へし切
豊かさを知らない暮らしに 冬の雨 君さへいれば愛さへあれば
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舞
白い息 弾ませ叫び 小鬼らは 学校目指し 駆け抜けてゆく
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茂作
落ち葉して石に貼り附くもみぢ葉の よるべなき日や今日の秋雨
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うすべに
透きとおるみかんジュースの西空に 異国へ向かう銀のひとすじ
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痴光山
「ナウい」とぞ言ふ人嗤ひし老人会 ことばの鮮度はひとの鮮度と
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滝川昌之
職場ではまだ必要だと後輩に真顔で迫られ病床で足掻く
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恣翁
水注せば 五徳の上の鉄瓶は 忽ち鳴りを潜めつるかな
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へし切
君が見て僕を恋しくなる如き長き手紙を書きたい秋の夜
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舞
木洩れ日を求めて小鳥枯れ葉の間歩み啄む陽の欠片とか
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茂作
もろともにひよどり羽ぶき飛び去りぬ 高木の枝に日影かたむく
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萱斎院
もちづきの闕くとし聞かばあきの野に ゆめのあととや風わたるらむ
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うすべに
木末だけ赤いもみじのため息に 時雨をつれてきれぎれの雲
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滝川昌之
絵心も詩心もある貴方から景色のような歌が流れる
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ななかまど
移ろいは萌葱色から始まりて秋の黄色は最後の輝き
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