あぶくのお気に入りの歌一覧
菜々瀬
夢をのせ気球に乗って旅をするチョコミントは空色のかぜ
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菜々瀬
アンティークの鏡台 白に染め直し空を映すネモフィラの花
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御宿川蝉
梅雨晴や 午睡する身に 北からの 遠雷に乘り 寄する涼風
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千映2
立葵群生の中一本の花に結ばる「白い色」の札
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ゆわい
殺したいドウデモンスター 僕の吐く「まあ、いいけど」の読点に棲む
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武蔵野
のらぼう菜 種が沢山 散りにけり 芽が出ていろは 色彩を増す
10
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武蔵野
梅雨明けの 庭に生えてた 雑草を 暑さしのいで 思い切り抜く
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夕桐
引き忍ぶ石段けざやぐ紅の 蝶の如き鳳仙花かな
8
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夕桐
宵闇に二階囃子の聞こゆれば 京の夏こそ色に出づらし
7
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夕桐
竹筒を下に流るる素麺の 霞みに蕩けば爽やかならむ
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詠み人知らず
自己否定の連鎖は心を歪め切り我は心にハリネズミを飼ふ
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詠み人知らず
家と社を行きては帰る往復がすり減らす我がなけなしの実存
7
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詠み人知らず
焼き鳥丼ムネモモネギマハラミ付きこれで千円いかないなんて
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柊+
廃線の鉄路を覆う夏草に 風が渡すは遠いお囃子
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柊+
ほおずきがちりんと音をたてそうな 白漆喰に歌う夏風
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柊+
耳をあてブナの命の水脈を聞く 動かぬものの煌めきとして
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ガビー
古の難儀を偲ぶ遍路道 塚地峠を飼い犬と行く
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千葉 甫
眼の隅に捉えた影は卓上に立つ空瓶の映った私
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千葉 甫
床板の軋んだ音にはっとして目覚めた夜半の月の明るさ
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草木藍
早緑の夏草すくり清々し稲に似たる葉天に向かいて
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