御宿川蝉のお気に入りの歌一覧
茂作
初花の咲けば茄子の實膨らむを 遲しと待つや夏のこのごろ
14
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うすべに
熱い風 まださざなみの青田波白い日傘ときいろい帽子
9
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三條
名前しか知らない町を歩くときこのまま消えてみたいと思う
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横井 信
真っ青な夏を目指したアサガオをそっと横切るアオスジアゲハ
8
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うすべに
あるじなく草おいしげる荒れた庭 それでも夏の柿の実ひかる
10
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ななかまど
ドクダミの抜いても生えてくるほどの生きる力を茶として受ける
14
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うすべに
重い風 灰色のそら雨の間に香りあざやかくちなしの花
8
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仙人の弟子
千年後 我が家の庭に立つ人も 月を見上げて歌を詠みなん
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灰色猫
棺へと納めるはがき探しをり従兄が残した心のかけら
12
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普徳亭大崇
極楽に 届けと唱える 念仏を 乗せ立ち昇る 香炉の煙
23
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音蔵 雅秀
靜寂にこの身委ねて瞳閉ぢ 睡魔の誘惑密やかに待つ
3
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音蔵 雅秀
木々抱き覆ひ枝垂るる山藤の 淡き紫曉光に映ゆ
3
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茂作
打ち水のややも涼しき朝顏の つぼみ數へる夏の夕暮れ
11
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ななかまど
風つよき最果ての地の寒立馬二頭の子馬見守りて立つ
13
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ななかまど
ほくほくのじゃがいも食めばうねりたる美瑛の丘に夏風ぞ吹く
12
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へし切
なつかしき花にもあるか木槿咲く寂しくありて夕ぐれを行く
14
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蔓葵
さしのぼる月なき夜半の鵜飼舟みなそこめぐるかがり火の影
12
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茂作
サクサクと黍食む孫の齒音聞く 梅雨の晴れ間の嬉しかりけり
13
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横井 信
風鈴の揺れるリズムの夕暮れに夏のはじめの蝉の鳴き声
11
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ユパ
変わらない日々の暮らしがありがたくそんな年齢さと笑いあう朝
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