さいおんのお気に入りの歌一覧
舞
大地から霧立ち昇る霜月の明けゆく空に残る明星
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兎桃
温き陽に車道横切る亀居りて車輪の間踏まずに過ぎぬ
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ななかまど
回帰率一パーセントの選ばれし鮭ふるさとの川にたゆたう
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恵雪
冬の花 蕾をたんと抱きつも暖かな陽に戸惑ふてをり
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横井 信
本を読みじっと立ってる僕をまた追い越して行く列車の響き
11
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笹舟
言の葉の枯れて降る日々寂しさに 古書店街をそぞろ巡りつ
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茂作
をさなごの少し仕草のおとなびて 夫婦遊びを止めし頃かな
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横井 信
山茶花のつぼみ膨らむ朝露に濡れた垣根のまだ遠い秋
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灰色猫
スロープの手すりにすがり崩れさる小鹿であった頃の前足
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ななかまど
葉を落とし互いの姿を見つめあう雪ふるまでの山毛欅の仙人
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へし切
玉梓の妹が面影うすれゆくセピアの色に染まる街角
12
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へし切
花のあと春の愁へにつつまるるこころの空に風が吹きゆく
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へし切
風なくも命尽きるを悟るがにぽとりと落つる花ぞ哀しき
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へし切
咲く花も散る花と知ることわりを思ひて己が生き様を問ふ
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へし切
今日もまた孤食のなかに日は暮れてなどか恋ひしい君の温もり
12
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へし切
咲きみちてま白き花は匂へども人もおなじにいつか散る花
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へし切
名月といはばいふべきこの月を今宵もひとり眺めけるかな
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茂作
阿修羅像 妖しまなこに見透かされ 罪滿つ吾は身動きも無し
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茂作
露天風呂湯あみし居れば山の端に 赤き星あり吾を見詰めり
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恵雪
下草の茂みに立てる露草の青凛として秋ひとしずく
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