さいおんのお気に入りの歌一覧
兎桃
年高き親の楓の足もとに命つなぐか実生ぞ芽吹く
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舞
主去りし空き家跡にも徒に春は巡りて花は咲くとも
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へし切
老いぬれば恋する齢にあらぬ身の無き名たててはあらじとぞ思ふ
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ななかまど
心臓の悲鳴を何度も宥めつつ三角点にさわれば嬉し
17
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小林道憲
雨細くせきちくの花色褪せて 行く春淋しわが庭の面
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敦希
幼きは花の盛りもゆく末も思い至らず蜜舐めつ捨て
10
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へし切
外は雨 内に籠りて雨音を聞きつ 暫しく思い出の中
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ななかまど
帰りゆく蜂に未練のあるごとく飛び去るたびに拗ねる水仙
17
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茂作
われのまへ打坐する乙女墨衣 法界定印 あまりに白し
13
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横井 信
草むらの小さな花は柔らかに蹴飛ばす石をやさしく包む
13
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茂作
蝶々のおぼつかなげに飛びにけり 寄りて離れる乙女心や
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恣翁
嘴に泥を含みて 忙しげに 軒を出入りせるつばくらめ
17
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硝子
かくも物思はざらましあらたまの春散る花をだに恨むれば
3
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茂作
照りあかる折りてもゆかん岩つつじ 散りし櫻のなぐさみにして
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秋日好
春花に追い立てられて膝ついて雹の後には青空の月
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ななかまど
先達の染井吉野の感動を上書きしおり八重の桜は
14
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横井 信
春風に若葉のそよぐ山の背を列車の窓の遠くに望む
17
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バジル
慎ましい幸せひとつくださいな立坪菫は淡い紫
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KEN
月詠みの歌集とどきて よみびとの懐くつくよみつくづく読む夜
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小林道憲
哀しみの心ほぐれぬ夕暮れを帰る川辺に散る桜花
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