稲千代のお気に入りの歌一覧
萱斎院
あきふかみ散り落つる葉におく露の くれなゐに染むたまづさとぞ見る
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宇佐木芙和子
蜘蛛の絲銀杏ひとひらつかまへて風に遊ばせ夜は更けにける
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萱斎院
けぶり立つ国原恋ひしと飛ぶ鳥の あすかの里ぞさし渡るらむ
11
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萱斎院
名におはぬ相坂山のさねかづら とほながき夜をいかで過ぐさむ
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萱斎院
木の葉しく跡もひさしきわが宿に 霜とみまがふ月影のふる
9
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こうは
砂利と秋その中で咲くある花が紅葉の赤と秋の櫻が
6
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名鈴
石上に 緑あやなす 苔莚 掃ふはあはれ 立ちつつ詠まむ
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ななかまど
そんなにも急かずとも良しもみじ葉よ呼ばずとも来る虎落の笛は
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滝川昌之
来年の手帳が書店に並んだら 第四コーナー ラストスパート
20
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緒川みるな
あの秋に そよと吹きゆく 朱の風 いづく吹くらむ 恙無かりて
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緒川みるな
白露の 奧山越えて 去りゆかむ 秋がをみなを 愛しと思ふ
15
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恣翁
炬火の照らせし闇は 異様にも 色を鉛の昼に変へけり
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緒川みるな
雨雲に 日を閉ざされし 夕暮れに しとど濡れるか ここだの紅葉
3
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萱斎院
風立てば細波つらぬる潟の葦 雁が音わたる秋の夕暮れ
9
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滝川昌之
群れまいと固持するごとく高啼いて気高き百舌鳥の心緩めよ
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滝川昌之
朝陽受け真鯛色したうろこ雲 恵比寿様なら釣りたき美空
21
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横井 信
たち並ぶビルの狭間に秋風は気配を消したひとの足どり
11
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横井 信
秋風にそっと芽を出すひこばえを月のひかりは優しく照らす
13
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宇佐木芙和子
流れ行く星は現か幻か瞼にさへも留まらぬ刹那
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横井 信
薄絹のマスクしている秋空にそっと流れる枯れ葉のしずく
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