艸介のお気に入りの歌一覧
恣翁
一艘の真白きボート 静かなる水の上に浮く 雨催ひかな
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茂作
とつくにの人に混じりてめぐるかな波に碎ける千々の島々
12
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横井 信
涼しくてちょっとさみしい秋空に飛行機雲の薄く広がる
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仙人の弟子
午前五時窓を開けば日の出前秋気立ち込め吹く風ひやり
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痴光山
ニセンチの毛虫が尺とる秋の路 道端行かず横切るいのち
6
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中康
一陣の 小路の軒を 吹き抜ける冷たき風が 季節を告げる
6
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茂作
疲れたる光の中にまばらにもコスモス咲けりやさしく咲けり
12
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舞
大雪山カムイミンタラ神々の遊びの庭にたけてゆく秋
7
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恣翁
水の上に移る視線や 見つくらむ サンタモニカの静けき秋を
9
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L.C
雨の月 世心惑はし 水無瀬川 月やあらぬと袖の柵
3
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痴光山
ぱったりと黙したるつくつく柔らかき秋陽に惜別を振り絞る
6
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茂作
蝉の聲疾うに聞かねど恨みつる秋とは云へぬ今日の暑さは
13
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兎桃
年取りてあまり屡々よろけるは頭ばかりが重たき故か
3
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へし切
つくつくと声が知らせる 法師蝉 暑さ残れど秋は来にけり
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凌霄花
雨上がり はるか雲ゆく 吉備の峰 風神の形 崩して秋風
12
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Hatabou
この駅で降りたら君が待っているそんな気持ちにさせる小春日
3
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恣翁
寄り添ひて 我が苛立ちを 掌な中ゆ舐めとる犬の 舌の温もり
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継海
風ふふみ 田に点々とレジ袋は 鷺を模するか ぢっと見る鷺
7
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舞
石鹸の香り微かに黒髪を揺らし颯爽通学乙女
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たく
今はただ 微笑みながら 考える 嵐のような 恋した夏を
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