詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
ななかまど
窓のそと風に耐え飛ぶ蝶のあり縁遠き娘のことを思えり
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夏深
人の世の災いものともせずに今見渡す限りのああ春景色
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吉野 鮎
ありがたき世なれぱ鳥影見へぬ朝 鋭き一聲切り裂く霧中
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ななかまど
疫病に生きた空なく普通とはこんなに泰きものかと惟う
16
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翠燕
靜やかな雨にぼかされ緑の木 人集まらぬ寂しさ垣間見
17
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朔夜
透けている不織布マスク一枚の防御で向かう満員電車
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KEN
澪隱す 山櫻かな 吹く南風に 殘す若葉の 後を託して
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名鈴
すべからく 妹の夫 真面なるべし 我は愚かで 恋に徒なれど
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夏深
突然の稲光さえ暗闇に差し込む光であれと祈るや
14
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吉野 鮎
生れし兒の健やかなればその母のウィルス消ゆと初夏便り
14
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名鈴
さらぬだに 思はぬ日さへ 無きものを 流行り病より 子等護り給へ
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横井 信
ありがとうメールで告げるひと言でそっとほぐれる小さなしこり
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夢士
今宵また夜な夜な歩く散歩道胸のポッケにゃ八代亜紀入れ
10
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KEN
冬惜しむ 斑雪裝ひ 春惜しむ 霞櫻か 雨の山肌
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うすべに
秘めた恋 あなたへ続く細い道 たどってみましょか罪と知っても
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ななかまど
死ぬまでの旅は途中かおしまいか命の素描いつ描くや神
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横井 信
良きことをリズムに乗せて語り出す病の日々の小さな癒し
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名鈴
我が身ひとつ されど心は 変はりしな 頼みて刺したる 墨を今悔ゆ
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ななかまど
人間の飽くなき欲の戒めと河に並びしユンボの懺悔
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ながさき
偏見は 「犯罪」であり 固定した 観念もまた 「悪」であります
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