詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
恣翁
抽斗に置き捨てられし 書き付けの 旧りし句案を 読み返しけり
22
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灰色猫
梔子の白き花咲く甘き庭やさしく香る夏の訪れ
23
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横井 信
積み上がるビルを遠目にまだ青い果実が揺れる単線の駅
12
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灰色猫
亡き父の遺影にそっと問いかけるもっとわたしを叱って下さい
19
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恣翁
ただ永く生くるにあらで より意味のあらむ命ぞ 生きてありたき
16
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灰色猫
ぽつぽつと降る雨音に織姫の恋を占う水無月の夜
22
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まぽりん
白無垢のまばゆき女に傾げたる紅き蛇の目に日照雨きらめく
21
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灰色猫
汚れゆく海が助けを求めてるぼくらを生んだ母なる海が
18
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さえね
こぼれたペンキ懸命に拭きてその後は菜の花畑のような雑巾
14
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詠み人知らず
自覚あれ人の未来の豊かさは子育て担う我らの責任
12
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詠み人知らず
為政者の心うらはら七変化名に負う紫陽花哀れみず色
14
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詠み人知らず
百歳の未来図なんぞ無理の無理その日その日の無事が大切
15
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まぽりん
双葉より日蔭に咲けるあふひ草ひかりになびく花ならなくに
24
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うすべに
にわか雨 駆け出すきみの白いシャツ 夏の香りが後追いかける
12
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まぽりん
うす曇りそそく雨こそ紫陽花の晴れ晴れしかる気色をも見め
21
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滝川昌之
近すぎて気づけぬものが見えた日は大事な人に感謝できる日
19
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コタロー
夕風の素肌を撫でる風呂上がりベッドに寢れば短歌の浮かぶ
10
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恣翁
木洩れ陽に溶け出でぬらし もみぢ葉や 君の裸身を あをに染めける
17
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詠み人知らず
しかじかで丸いルンバが働けば 急に増えたる 猫パンチ数
18
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滝川昌之
鯵干物みそ汁温く休日の妻の朝餉に吾足るを知る
18
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