源 漫のお気に入りの歌一覧
恣翁
岸に沿ふ桜に酔ひて 生温き湖は 物憂く 弛き波打つ
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芳立
さき開き散り落ちてこそ花は成れ今ゆくわれものちの朋らも
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松本直哉
梅のはな散るかとみれば冴えかへる空よりふれるこな雪の白
3
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蔓葵
冬の夜もながなき鳥に明けにけり涙の氷いかがとくらむ
8
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芳立
ことわりのままに降り散るけやき葉はひと風ごとに惜しみこそせね
6
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芳立
風花はまだ咲かねども大霜のおく山白く映ゆる空かな
10
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へし切
むらさきに色染まりける白菊のかたみ恋しき秋のゆかりを
16
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芳立
けふ死なば悔いなからむかこの年も羞ぢながら遇ふ御霜月かな
4
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へし切
秋暮れてもみぢしにける山里の錦にまさる宵の望月
20
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舞
コップ酒浮かべる夢も無い日々に雪降るまでの夜を数えて
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行中納言中将知師
秋のよの夢の恋こそみじかけれ 明けのはかなくひとりかも寝む
4
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河のほとり
侘しくてひとり寝る夜はいたづらにあらしな吹きそ雨もろともに
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うすべに
雨上がりうすむらさきの蝶におく 露を散らせて秋風のふく
10
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へし切
吹きまよふ野風に揺れる秋萩の咲き散る野辺に月は澄みけり
14
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へし切
ひがん花咲いて愛しや奥つ城に君を恋ふれば哀しかりけり
16
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へし切
夜も更けてひとり静かに湯浴みするこころひらけば秋の虫の音
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松本直哉
玉の緒のいのちみじかく桜葉の舞ひちる秋となりにけるかな
3
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このえ
世の中はとかく移ろふものなれど 宵鳴く虫の声は変はらず
10
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うすべに
雲切れて月ほのめかす秋の風 雨音やめば虫の音まさる
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萱斎院
身を知りし雨に打たるる空蝉の 数ならぬ身をたれやしのばむ
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