幸子のお気に入りの歌一覧
KEN
信夫路の 早苗の蒼を 見屆けて 澪へ還らむ 雪のうさぎは
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滝川昌之
「ありがとう」言い合うことが円満な巣篭りとなるワクチンですよ
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うすべに
半袖の少女が走る風草の 土手のむこうに夏の横顔
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ななかまど
客一人降したあとは軽そうに過疎の村ゆく田舎のバスは
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可不可
猫バスを呼べる年頃は過ぎて アマゾンや出前館で母の日
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横井 信
ゆるやかに水は田畑にいきわたり僕は握ったこぶしをほどく
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ケンイチ
毛羽立った不織布マスクで世の中と三日に一度かかわりを持つ
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ケンイチ
ささやかな葉音を去らう薫風の後の静寂の一輪の花
7
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ケンイチ
安全な場所で正しいことを言うのを聞きながら返信を打つ
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ななかまど
カーソルのごとく縦横うごきたる春苗買いてガーデンの妻
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夢士
煌と照る月に照らされ路灯りコロナ禍のなか一人夜歩き
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吉野 鮎
憶良詠ふ可笑しみやがて哀しみに 幾とせの世もひとは愛しも
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吉野 鮎
唐突にきみが死をきく 滿月があまねく照らす甍の連なり
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滝川昌之
薫風と猫バスに乗り病床の母のもとへとサツキとメイは
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ななかまど
ささやかな気づきが詩型になってゆく三十一文字に刻む言の葉
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滝川昌之
メモでない自前の言葉はリーダーの本気が届くよく腑に落ちる
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名鈴
人の身は 水から成れり その内に 響く音をこそ いと聞きたけれ
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うすべに
小夜ふけて香りひそかに桐の花 闇にほのかなきみの筝の音
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秋日好
好きだとて迸る想いの暴れ馬 空しき夢に 徒花散らす
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灰色猫
浮かばねば浮かばぬままに言の葉の海をただよう舵なき心
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