水月のお気に入りの歌一覧
矢車菊
ひそやかに背に置かれたるハンカチはあなたがくれし初めての花
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月虹
記憶から呼び止められる夜もあり行きつ戻りつ僕らは進む
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赤石仙人
窓際に子猫佇むその先に一羽の小鳥舞い降りており
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幸子
飛鳥山今ぞ桜の盛りなり絢爛たるや春の雪山
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幸子
ようやくに履きこなしたるフリル付きスカートで輪舞曲踊りつつ行く
9
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深谷真雪
泣きながら走る夜道に影ゆれて月光という光に気づく
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仁奈
街灯の明かりに消えた星たちも確かに生きていたはずなのに
10
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仁奈
雪解けの水は透明、春の色薄桃色の匂いも素敵
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滝川昌之
踏切のリズムで揺れるタンポポが綿毛で飛び乗る快速電車
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石川順一
菜の花は土手一面に咲き誇り桜の花は九分咲きかな
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詠み人知らず
桜花ちる路にて気色劣れりと言い来る枯れ木のふしくれのうろ
9
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行中納言中将知師
袖しぐれ旅人も草もかれ行かむ ひれふり山のまつとあづまを
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詠み人知らず
たらちねの母の背のごと陽を温み囀りさへも守り歌ときく
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矢車菊
春染める絵の具やさしく水に溶く 名もなき涙の水彩画です
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舞
弥生にも花無き北の果ての街見上げて遠く大雪の山
10
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アガサ
ふうわりと川面に舞い散る花びらは 無常無常と流れていくよ
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石川順一
雑貨屋で詩を読み耽る男かな進むページと戻るページで
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アガサ
月照らす桜は吹雪とちりぬるを 花舞ひ人舞ふ夢幻の宴
7
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恣翁
午近く 障子ゆ射し込む影薄く 鶯の音も湿りたるかも
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滝川昌之
レコードの針がとんでは繰り返す恋の傷みのようなフレーズ
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