大麦のお気に入りの歌一覧
千映
母の介護日増しに敬語増えてくる「すいませんね」がなぜか寂しい
96
もっと見る
千映
ポット二本湯たんぽ四個我が家では冬を乗り切る愛する道具
10
もっと見る
千映
寒き日も愉しいことが多ければ乗り越えられる現実がある
10
もっと見る
千映
グダグダ日 月に三度で母介護している吾にご褒美あげる
8
もっと見る
千映
圧雪を踏みしめながらゆっくりと孫の入試の合格喜ぶ
12
もっと見る
千野鶴子
君のためせめて花でも摘もうかとさ迷いでるのは白い雪原
4
もっと見る
び わ
今我慢心の底にしまいおき花の咲く日を楽しみにして
6
もっと見る
舞
子供らの駆けてゆく背を眺めつつ一歩一歩と雪鳴りを踏み
10
もっと見る
桜田 武
零下二十度今朝は地獄のこの世冷気厚着抜け心の臓に達す
5
もっと見る
詠み人知らず
さようなら また、会いましょう いつの日か 隠れたベッドで呟く 朝日に
7
もっと見る
みやこうまし
八十五過ぎてもバイクは離せない 短い余命を如何に伸ばせん
10
もっと見る
へし切
さびしさは心のそらに満ちるらし露ぞかはかぬひとり寝の床
24
もっと見る
滝川昌之
寒いほど甘み増してく根菜は親の思いだ咲け春の花
22
もっと見る
石川順一
香川県さぬきうどんがすごいらしい一番小さい県なのだけど
13
もっと見る
西村 由佳里
夕方になると聞こえる子等の声今日は何して遊んだのかな
7
もっと見る
横井 信
少しずつ 日の出の時間 早くなり 日向が増えた 駅までの道
17
もっと見る
滝川昌之
友人は運動公園の一角でポニー乗馬を視る公務員
19
もっと見る
灰色猫
営みの喜怒哀楽が演技ならわたしは猫をやめようと想う
20
もっと見る
滝川昌之
やさしさは掻かれた路肩の雪にある枝に干された手袋にある
25
もっと見る
滝川昌之
妻や子のためなら鬼の顔をして外で働き家では笑う
24
もっと見る
1
|
2
|
3
>>