日置鳩子のお気に入りの歌一覧
いつか
あなたには会えないけれど 新しいシュシュ着けていこう みずいろ、りぼん
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詠み人知らず
紫陽花の雨にうたれし軒ばたで蛙我が世を楽しみており
38
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野々花
常夜灯点して眠るあの人の便り途絶えて三年になる
26
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夢士
通勤の電車の窓の吾が顔や昼の疲れを持ち帰り行く
19
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詠み人知らず
所在不明とかえりてきたる年賀状に君なきを知る半月をへて
14
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日向猫
貧しさに温みがあった時代には少女の頬にひかりやどりき
23
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恣翁
側溝に 油膜の虹を浮かべたる 陰気な街を彷徨ひしかな
40
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恣翁
雪解けの緑の水に架かる橋 渡らば袖に梅が香滲まむ
41
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詠み人知らず
人魚なら 光る鱗をひとつ剥ぎ あなたの胸に縫い付けるのに
24
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只野ハル
バナナ持ち堅くてとても食べられぬという母見れば皮齧りおり
20
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只野ハル
火の迫る岸に残りて泥船に乗らずと知人の賀状にあれば
20
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只野ハル
ロケットに液体燃料を入れるようにビールを呑み無重力へ
20
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只野ハル
日曜日車椅子二台はあれど一人で押せずに家にいる日
20
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秋日好
愛情は狂気と背中合わせだとつきつめていく晩秋の夜
19
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ながさき
ありのまま 自分の生を 謳歌せよ 卑下する必要 寸分も無し
39
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ながさき
苦を消して 楽を与へる 哲理あり 心の扉 開きて観れば
35
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鱈井元衡
疾く死ぬる者より幸のある人はこの世につひに生まれざる者
6
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大さん
はじまりに終わりを見てた いつの日か濁った水は澄んでいくのか?
30
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風花
似すぎても違いすぎても映えはせず同じトーンの人に会いたし
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詠み人知らず
別段に人恋しくはないけれど もう一杯で 崩れるかもね
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