横井 信のお気に入りの歌一覧
うすべに
海に霧 朝の港の初がつお 氷の中につぶらなひとみ
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滝川昌之
「寝て過ごす」口を揃えて連休の予定答える新入社員
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へし切
草や木の目にまぶしきは新緑の生きとし生けるものの輝き
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恵雪
久々に夢に出で来し母と乗る列車廃止のローカル線の
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音蔵 雅秀
久々の五月の晴れに 鯉のぼり 雄々しく泳ぐ 子らに幸あれ
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舞
老いていう緩慢な死を噛み砕き含む火の酒焼けよ骨まで
5
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び わ
柿の木も紫陽花も又緑の葉ぐんぐん伸びて夏を呼び寄せ
6
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茂作
春の野のしろつめ草を集めては 戀あこがれる十四の乙女
12
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夕夏
ばつじるしますくにつけてつぶやくえてづかおさむのこみっくまんが
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うすべに
新緑にかえでの羽根の紅をさす 晴れ間の青につばめさえずる
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笹舟
真夜中に幾重に張るや蜘蛛の網 恢恢たれば月を逃さず
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睡密堂
あざやかなきみどり色のずんだ餡かしわ餅からこぼれる五月
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兎桃
十六夜空澄みわたり槙の葉の雫それぞれ月宿したり
6
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艸介
散りてなほ三葉躑躅の薄紅は いまひとたびの花園となる
6
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滝川昌之
初月給もらう次男が欲しいものないかと訊くが泣けて言えない
13
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ななかまど
窓染める樹々の緑の濃くなりて八十八夜の別れ霜かな
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こいしかる
出したてのシャワーがひどく気持ちいい 夏がそこまで近づいている
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へし切
たんぽぽの綿毛は空に憧れぬ吹いてくれぬか行きずりの人よ
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音蔵 雅秀
時来れば 人は何処に旅立つや 逢いたき人に会えれば良いに
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恣翁
しゃがみ込み 草の香に春嗅ぎ取りて 悦に入りにし少年時代
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