横井 信のお気に入りの歌一覧
千映2
言の葉の端々で知る奥ゆかしさ彼女は今日で九十となる
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千映2
酒好きが乾皮症には泣かされて間隔長く口の寂しさ
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千映2
少しづつ冬春バージョン庭にするまだ咲き誇る夏の花あり
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うすべに
大根の葉っぱかじった虫きえて 朝の寒さにちぢむ干し柿
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痴光山
音もなく秋水超ゆる堰端に 掛くる若男未だ動かず
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滝川昌之
武勇伝飲んで語ればハイハイと聴き飽きた妻が酒片づける
5
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兎桃
年毎に赤き化粧を重ねつつ御地蔵様は路端に笑む
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へし切
朝食のポタージュスープの温もりにほんの少しの仕合わせもらう
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舞
頂いて掌へと包んでは湯気に温もり朝の味噌汁
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彫出 画
休日にそんなに急いでどこへ行く のろまの雲にさからう鴉
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び わ
手を振って厳しい寒さ払いのけ囲碁のサークル友を相手に
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茂作
禪堂の枕に覺めし夢のごと 古繪の逹磨われを見つめる
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秋日好
小指にてそっとなぞった口紅の葉陰の山茶花笑みを待ちおり
7
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秋日好
しゃりしゃりと零下を刻む朝迎え出勤できる自分を言祝ぐ
4
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萱斎院
いにしへの恋のゆくへもいまさらに もみぢの風にさをじかの鳴く
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草木藍
透きとおる藍色の空果てしない深みに浮かぶ純白の月
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天野まどか
寂しさは宇宙の果てから来たるかな虚ろなまでに抜ける秋空
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うすべに
しあわせな夢の余韻につつまれて まどろみに聞く明け方の雨
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痴光山
枝しなる柿の畑は今日収穫日 木守り残らず無きぞわびしき
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滝川昌之
よく出会う近所の犬になつかれて責任のない可愛さを得る
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