行中納言中将知師のお気に入りの歌一覧
うすべに
遠ざかる夏のなごりに澄みわたる 乾くかなしみ蜩のこえ
17
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横井 信
夢を乗せゆるやかふわり波ゆする風に流れて海渡る蝶
17
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源 漫
朧夜の空ながむれば里人のおもかげうかぶ月ぞ寂しき
8
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櫻華
あをき空 春告鳥の 鳴く聲に仰ぎて見れば 藤咲きにけり
9
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源 漫
わが宿の軒端にからむ朝虹は消ゆれば黒き雲を呼ぶらむ
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源 漫
さびしきは朧月夜の帰り路をそぞろ歩きて咳をするかな
17
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灰色猫
またしてもつまらぬ物を斬り捨てる斬鉄剣でも恋は斬れない
5
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へし切
春さりて野辺のさわらびあおあおと萌えいづるかな懐かしき里
18
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滝川昌之
春雷は去りゆく季節(とき)の断末魔 梅花散らして咆哮の空
21
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うすべに
去る冬の風にほどけた赤い糸 きみの庵にも春の雪降る
20
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河のほとり
風よりも光のままに知られつつ月を集むる梅の花かな
14
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へし切
武士のこころを見たりたたら鉄 出雲の里に春は来にけり
18
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蔓葵
花がすみ峰さだまらぬ山の端におぼろに出づる月の夕暮れ
10
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滝川昌之
春雨に紅を濃くして花桃は南斜面の雛壇に在り
23
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うすべに
静けさに玉水ひびく雪月夜 霞めば春の足音と聞く
16
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灰色猫
なにひとつ成すこともなく誰ひとり愛せぬままの星も光れよ
306
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可不可
幾すぢも泪ながれて耳すます 忍び音は私の唇
5
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灰色猫
恋しさの炎のような想い秘め君をかさねた林檎を齧る
23
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萱斎院
しののめのあかぬ別れに散る梅の 香におぼるるや春の夜の夢
40
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萱斎院
散るものと燃ゆるはかなさ人知らで くるしき恋ぞいかになりゆく
14
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