ふじこのお気に入りの歌一覧
蔓葵
色々の秋の木の葉をかさねてもただひとへなる雪にまけぬる
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蔓葵
来ぬひとをまつの緑のひまひまに雪の花咲くきのふけふかな
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水月
霧月夜隠すは罪か戯れか忍び重ねる刹那の夢ごと
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詠み人知らず
肉親や友への情に欠ける我左の親指血ふけど皮剥く
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萱斎院
冬枯れの草葉にむすぶ夕露の 玉なすがごとあけぼのの袖
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横井 信
日が沈み 街灯ともる 路地裏を 本を抱えて歩く冬の日
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へし切
荒野にも季節が廻れば花は咲く雨の日もあり晴れの日もあり
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灰色猫
冬空があまりに白く燃えているきっと炎の鳥になれるの
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石川順一
十二月銀杏落葉に湯豆腐に塩鮭白鳥虎落笛かな
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舞
語り部の言葉虚しく一葉の詩のみ遺せひとの営み
12
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己利善慮鬼
鐘の音は雪にも溶けず暮れがかりよろこびの光かなしみの光
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詠み人知らず
流れ星ねがはぬ内に二つとも叶ひし如き一昨日きのふ
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コタロー
三味線の音色聞ゆる民家咲く椿の花は彩で答ふる
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吉野 鮎
はにかみて詠む短歌一首すきあらばやわき羽毛に疵包み抱く
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林林
うたのわに帰り来る友出迎えるやっぱりみんないてくれなくちゃ
24
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コタロー
孤獨には孤獨で答ふるものもある例へば道に咲きぬ枯草
6
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詠み人知らず
お騒がせして友の手すら振り払い飛び出し出戻りごめんごめんなさい
16
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秋日好
朝露の霧立ち上る昼間までこの褥にて身をつくしやれ
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灰色猫
高き背の祖父の血潮を受け継いだ己の影におもかげを見る
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詠み人知らず
コトコトと煮る あぶらげと焼き豆腐 貧しき身には上等なる肴
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