詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
半格斎
恋い初むる人の面や見えかくれ 追えば逃げゆく朝方の夢
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夢士
今冬の予報聞くたび寒くなるおでん燗酒言の葉ならべ
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水海はるこ
言い訳をまだしてくれる騙されるふりまだできている金曜日
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石川順一
継鹿尾山寂光院に行って来る紅葉の傍に木守柿あり
16
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灰色猫
赤々と染まり散りゆく櫻葉の色ぞ哀しき弔歌にも似て
20
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灰色猫
燦燦と降る雨を浴び彩りの枯れゆく山は春へと動く
17
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灰色猫
本当と嘘の狭間に安らぎの苺をひとつ置いておきます
18
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灰色猫
少しづつ衰弱してゆく父の背に紅葉愛でる祖父が面影
21
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秋日好
ロータリー逆走してる車ありみんな上手に避けては進む
15
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灰色猫
若草の芽吹く野原を歩みゆく踏み潰しつつ巨人を生きる
16
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秋日好
見ればヤバッ汚職の甘い袖の下濡れ手に粟で色事もある
13
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inosann
独り住むアパート探すひきこもりがまず気にするのはパソコン環境
21
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秋日好
支えられ 崩れ落ちゆく心でも永劫回帰の輪を編めようか
19
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元親兄貴
一雨が連れてきたのは冬将軍冷たい風で街を包んだ
14
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秋日好
珊瑚閣と名付けられたる楓の木彼を思いて植樹すること
17
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石川順一
凍り付く御飯を解凍する時に一分ずつを二回温め
14
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石川順一
サバ缶で御飯を食べる昼餉かな味付け海苔とその他もろもろ
14
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西村 由佳里
一冊を置いて新たな本を取る飲まずに過ごす君との夜に
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林林
クリスマス悲しみと共にある人に灯りがともる日となるように
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大野 冨士子
北の地の痛い小雨に傘はなく 少しのぞいた 太陽恋し
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