あゆかのお気に入りの歌一覧
灰色猫
微笑んでブーケを編んでいる人がブーケのようでお祝いしなきゃ
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ななかまど
われが食み鵯も食む柿の実を秋の日差しは見守りており
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茂作
久しぶり妻の居ぬまの一人酒 月と語らふあの日あの時
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バジル
泣いたぶん幸せも来る 神様はわからぬように帳尻合わす
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恣翁
疎らな灯 洩れたる路地に下駄の音 驚くまでに高く響きぬ
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バジル
雲間から光の芒は降ろされてわたしにはまだやることがある
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横井 信
すっきりと草の刈られた道端に秋の影絵を夕陽が落とす
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茂作
百日草耐へて咲けよと勵ましぬ 寒しつめたし秋雨の朝
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ななかまど
口なかに弾む香りや今年米甘さ愛でつつ作ふりかえる
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滝川昌之
ふたに付く飯粒すべて拾い喰いシウマイ弁当値上げを痛む
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恣翁
茶漬け食む老婆が一人 暮れかかる秋の一日に 淡き星見ゆ
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御宿川蝉
縁側に 陽の射す午後の 女郎花 涼風寄せる 夜を待たなむ
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ななかまど
透き通る風さわやかに実をすすぐ黄金の鎌を誇る稲の穂
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バジル
黄金色の稲穂の縁に曼珠沙華
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バジル
諍いも労り合いもいろはのい いのちの群れを家族と言へり
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横井 信
日焼けした子供の腕を秋風がやさしく撫でる学祭の夜
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バジル
黄緑の風船葛と微風がよちよち歩きの幼を目守る
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バジル
生きること調えること受け入れた鵜殿の葦にそそぐ寂光
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茂作
贈られた榮螺つぼ燒き磯の香を 一氣に食らふたまの贅澤
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バジル
秋空に4分音符が踊る如 赤褐色の吾亦紅咲く
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