ななかまどのお気に入りの歌一覧
継海
幾分かモンシロチョウが高く舞う真直に伸びん麦の穂の上
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恣翁
傾きし片割れ月を嘲りて 夜明け烏や 唖々と鳴くらむ
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痴光山
顧みれども先を見れどもいまや 定かならずも朧月観る
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滝川昌之
海出され飯に味噌汁パスタにと神出鬼没 貝党(怪盗)あさり
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兎桃
探す目の地面の様に慣れたれば出でつる蕨其処此処と見ゆ
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うすべに
お遍路の持鈴のひびく石段に べにの彩りしゃくなげの咲く
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仙人の弟子
穏やかな 川面に涼し 舟の澪 木陰の日射し 波にからまり
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横井 信
曇天の山の向こうの街灯り越えて行けない大河のほとり
10
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茂作
竹の子の知らぬ間に二三寸 明日と定めて友を招かん
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舞
細き腕まだ子の胸にグローブを構え脱皮す少年の顔
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音蔵 雅秀
稲田では 田植えの進み美しき 水面に映ゆる直線模様
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恵雪
夕飯を作り出勤する午後は置き手紙書く スマホの時代に
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へし切
すずらんによく似た花が咲いている白い花だよいつもの小径
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トウジさん
メンバーで歓喜の祝杯挙げるためヒーローなんて目指しちゃいない
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痴光山
ゴビ砂漠を渉るはゆかしき夢なるも 黄砂は八洲へ 天一跨ぎ
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滝川昌之
筍はいいな毎春子育てを親は楽しみ成長を見せる
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ながさき
眞實に 日本の國を 憂ふなら なぜに大同 團結できぬ
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トウジさん
風光も特産物も情緒さへ君なきならば名残惜しむや
4
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兎桃
願わくは普通に逝かむ仕事終え畝の間に隠るるように
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仙人の弟子
逢えずとも いつもあなたは 笑み浮かべ 心の中の 特等席で
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