ななかまどのお気に入りの歌一覧
Hatabou
わが身より僕の心配する君に太宰のようにお道化てみせる1
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中康
山道で 道譲り合う 老婦人九十五と聞く 生きるを貰う
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凌霄花
「ノー」と言う 勇気がなくて 負け組の 看板背負って 上る老いの坂
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へし切
日めくりを捲れば九月 秋の空のはずだが 夏は居座りており
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渡 弘道
ミニトマト七つ三で割るディナー核家族現在進行形
4
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泥丸
夏の日の 影に隠れて あしびきの 山はにこりて かも消えるかな
1
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横井 信
生徒待つ夏の終わりの校庭にちょっとさみしい法師ゼミ鳴く
8
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ながさき
久しぶり 大ぶりサンマ大漁、と 炭火で焼けば むかしなつかし
8
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痴光山
秋なるや朝光溢るる畦道に 夏草残るもみどり褪めゆく
6
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恣翁
湯上がりに 羞ぢらふまでの裸体にはあらねど 隠す性ぞ愛しき
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凌霄花
朝露に 光る蜘蛛の巣 誇らしげ 見れば二つ三つ 小虫の捕獲
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うすべに
聞きなれぬ声のかぼそい熱帯夜 暑い空ゆく名も知らぬ鳥
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天野まどか
口を開け白目を剥いて眠る人向いの席に夜の地下鉄
1
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茂作
乙女子のややも仕草のおとなびて父と歩むを恥ぢるこのごろ
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継海
いちばんに夏を迎へし朝顏が 重き辭典の中 夏を終ふ
7
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舞
卒業のアルバムの中僕は老い変わらぬままの笑顔の君は
5
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へし切
八月の尽きる日中は猛暑日に夜鳴く虫の弱げなる聲
7
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横井 信
高くなる夏の終わりの青空にしずかに響く僕の足音
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痴光山
独居老四回目の癌入院にめげざるは 食事の心労なきが楽しく
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仙人の弟子
残り香の淡い空気が風に舞い流るる川の面くすぐる
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