青色銀河のお気に入りの歌一覧
名鈴
蜂に刺され 毒に酔ひつつ 思ふのは 親族警め 身を守らすること
12
もっと見る
ななかまど
匂いたつ人参木の紫に蜜蜂たちの令和の宴
10
もっと見る
滝川昌之
迷い込み暴れる蝉を逃がそうと部屋中に追う俺の冤罪
16
もっと見る
横井 信
まだ来ない遅いテストのこの夏は寝転び浴びるクーラーの風
7
もっと見る
名鈴
言の葉と 物の音何れ 貴しや 問ふも益無し 心のまま生け
14
もっと見る
ななかまど
ティーシャツも使い用なりコンビニで裾をめくりてレジの袋に
10
もっと見る
滝川昌之
更新はあと一、二回判断がまともなうちにハンドルは置く
17
もっと見る
横井 信
白黒の夢を見ている日常は空回りして行ったり来たり
13
もっと見る
名鈴
楠脳と 木箱に眠りし 麻の蚊帳 蚊と雷から 子等を守りけり
12
もっと見る
ななかまど
この姿われかも知れず屑米を食い損ねてる一羽の雀
14
もっと見る
滝川昌之
儚きは薄日が落とす蝶の影 羽化も乾かぬ舞いの危うげ
19
もっと見る
横井 信
長梅雨の雲を抜け出し満月は真夏の夜を明るく照らす
15
もっと見る
名鈴
葉月でも 休みにならぬ 学び舎へ 修行者の顔で 通ふ子どもら
13
もっと見る
弥栄成就
人の世の 心を映す 天気かな 中庸忘れ 極端に走る
18
もっと見る
ななかまど
小さきより走る電車の箱の数かぞえてしまうわれのクセなり
12
もっと見る
滝川昌之
夏の朝 近くの軒の虫かごの西瓜の腐臭 撒き水の音
20
もっと見る
横井 信
クマゼミはからだ震わせ青空に向かって叫ぶ夏の平穏
17
もっと見る
名鈴
伝へ聞く 妙薬すでに 世から失す どっと群るるは あさましきかな
15
もっと見る
ななかまど
かぶりつくトマトに残る濃き味に名前のありぬ浅野けっさく
13
もっと見る
滝川昌之
アスファルト仰向けの蝉 叶わずに七年願った樹木葬さえ
21
もっと見る
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
>>