鈴木たとえばのお気に入りの歌一覧
ひの
最小の単位で夏がここにある歯をプチトマトに立てる瞬間
54
もっと見る
橙田千尋
坂上がりついに世界は逆転し天動説の真ん中にいる
13
もっと見る
たえなかすず
砂浜で聞いた台詞はあなたから吹くはじめての秋だとおもう
8
もっと見る
さえね
真夜中のプールに浮かぶひとづまがほしいままにする月のひかりよ
7
もっと見る
桜枝巧
向日葵の黄色に溶けゆく君がいてゆっくりとするまばたきひとつ
5
もっと見る
桜枝巧
知らぬ声、知らぬ音楽「知らぬ」といふ優しき波に包まれてゐる
9
もっと見る
しろいろ
たよりない軸をつかんでわらってた 人工衛星みたいに遠くで
6
もっと見る
たえなかすず
夏惑う ただ生きることただ雨が降り出すことに淡い意味あれ
6
もっと見る
たえなかすず
デジタルの時計が駅につねにあり あ、淋しさを打刻している
7
もっと見る
もり
ま夜中にステーキを焼くファミレスに理由があるという顔で居る
12
もっと見る
月虹
言い訳をひとつ残して夏はゆく海鳥たちを遠く見つめて
282
もっと見る
Chihiro
愛さないと決めたら君もカフェオレもきっと優しい午前四時過ぎ
15
もっと見る
ももンが
飛ぶように各駅停車も走ります終着駅のさみしいベンチへ
3
もっと見る
林林
肌薄く脈の透けたる掌に無花果渡すを躊躇いてをり
18
もっと見る
もり
ただ海をふたり眺めていたことにさよならします結婚します
11
もっと見る
日野つみれ
キスをして気づいてしまう体内にクリオネを飼う二人なのだと
15
もっと見る
美咲
コーヒーを右に3回まぜてふとあなたがうつしたクセが愛しい
5
もっと見る
ゆりこ
決めるのはあなたではなくこのわたし子宮は百合の花と似ている
12
もっと見る
夕夏
ひとりでいきていけるつよさがほしいあなたとわたしつづけるために
4
もっと見る
ゆりこ
これ以上触れないままの沈黙を破らずふいに氷が落ちる
8
もっと見る
1
|
2
>>