リクシアナのお気に入りの歌一覧
横井 信
ひと夏を力の限り鳴いていた蝉はふんわりズボンにとまる
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へし切
お盆には 君も帰るし孫も来る 賑わう我が家 気になる台風
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継海
軒下に一つの命途絶えおり仲間鳴く木や陽射しの中に
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敦希
秋立ちぬ 花火セットのニ割引き 蝉の骸と初物の梨
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うすべに
お迎えのなすときゅうりを従えて 蓮の葉ならぶ八百屋の店先
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恣翁
仮寝より覚めて 披ける書の文字を 目に追ひながら聞く蝉の声
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横井 信
まだ夏を遊び足りない夕暮れのトンボ集まる川のせせらぎ
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滝川昌之
日時計がややその影を長くして夏の終わりを刻みはじめる
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ななかまど
兵として三十一で逝きし祖父八十回目の盆はもうすぐ
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杜鵑草
盆来れば家に帰るか妻が魂答へましかば問はましものを
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恣翁
淀みたる 部屋の空気を震はせて 煎り付くやうに鳴く油蝉
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へし切
毒あるを知らで植えけむ夾竹桃 色なきサウジの街並みに咲く
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秋日好
広島の市の花である夾竹桃毒より強い生命力を
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滝川昌之
盆前に嫁の務めと墓磨き先祖に夫婦円満を告げ
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へし切
この猛暑もいつか尽く尽く法師蝉 汝が鳴く空に秋の雲かな
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只野ハル
遠雷に窓を閉めつつ脱いで待つシャワーはまだかカエルの気持ち
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只野ハル
落とし物リボンの付いた麦藁の小さい帽子植込みの上
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舞
蝉時雨暮れて蛙の集く声ともに一日を名無き湯の宿
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只野ハル
ネックレス華奢な鎖骨の窪みに溜まるチェーンを見てる朝の電車で
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舞
恋人ら手繋ぎ歩むささやきの花降るごとき跡を歩める
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