ゆりこのお気に入りの歌一覧
まあさ
自信家の君の内なるストレスを午前三時の歯軋りに知る
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まりこ
咲き残る野薊を見てあなたの名そっと呼んだよ、見せたかったよ
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なかしぃ卿
蜘蛛の巣のやふに割れたるあいふおんの硝子飛び散る吾が戀心
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さえね
雨音は いつも僕らのあやまちを隠すふりして際立たせるの
44
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さえね
ふいにモルがドアになるからあせります 雨はやまない海岸通り
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さえね
点滴の管のようだねiPhoneに電気を送り続けるコード
8
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灰色猫
海風に背中を押され揺れながらメーヴェは駆ける夜の腐海を
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鈴木たとえば
夕空に虹の足くび溶けてゆき明日も君のことを想おう
10
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鈴木たとえば
教室に孕まれてゐる私たち窓に夜闇の皮膜が降りる
10
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鈴木たとえば
月光が雨後の欄干濡らす時ああ夏という一人の母胎
11
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鈴木たとえば
油絵に塗られしような雲間あり君を愛した過程のような
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鈴木たとえば
夕暮れに轢かれし犬を見ておれば君を信じるという退屈
7
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灰色猫
いつまでも追いかけていた兄ちゃんの背中はいつも逞しかった
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鈴木たとえば
散髮を終へて風へと近づゐた弟の噛むかき氷、夏
7
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リクシアナ
二尺玉すくうが如く柄杓星みじかい夏をおくる轟き
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海恵ふきる
ひとすじの火花が垂れてすぐ消えたたしかに温度を帯びていたのに
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沙久
手放しちゃいけないものを抱えつつ 満員電車で人生揺らす
19
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絮谷新
逆光の陰に埋もれし向日葵の小さき世界の静けき終はり
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さえね
冷蔵庫のなかでしんしん冷えてゆく桃の産毛のごとき たしかさ
7
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リクシアナ
樹木とて限りの年を思うらし主なき庭になる桜桃
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