ことぶきのお気に入りの歌一覧
恣翁
睡たげな五月空 時に薄目開け 夏らしき陽を惜しみ 洩らしつ
17
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北窓
ちぐはぐな花を選んでしまつたと雨の墓前で苦笑ひして
14
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灰色猫
オリーブと塩をふりかけ菜の花にかがやく海の魔法をかける
34
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恣翁
覚えずて振り返り見し草叢に 唐撫子の紅ぞ 眩き
16
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恣翁
熱き湯に 苦行のごとく身を浸し 息潜めつつ 顔顰めたり
17
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夢士
風きよく青葉そよぎて山笑ふ奥多摩の道に山藤みあぐ
13
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灰色猫
菜の花とミツバチみたいな関係でしばらく風に吹かれませんか
24
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舞
北国の桜咲き来る大空にひと筋伸びる飛行機の雲
14
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灰色猫
楽園の太陽みたいな旋律に包まれひとり眠りへ落ちる
19
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Chihiro
二十四の女だから今夜君と死んでも好いと叫ぶ夜がある
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葱りんと
自棄なれば こんな私を 癒すもの 酒につまみに 人肌もまた
15
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灰色猫
キッチンの菜の花だって帰りたい故郷の春があったのだろう
19
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恣翁
微睡を誘ふ 虻の羽音して 軟らかき風 藤吹き渡る
18
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夢士
七草の粥に焚かれし母子草春の野に在り優しき産毛
19
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滝川昌之
薫風に泳ぎはしない大人鯉 柱の傷は子の備忘録
20
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横井 信
汗ばんだひたいを撫でて吹く風の土の香りを嗅ぐ鯉のぼり
16
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灰色猫
挑戦を恐れぬ人の心には枯れぬ泉があるのでしょうか
26
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灰色猫
涼風の孟宗竹に分け入りてたけのこ掘りのわたしは翁
22
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灰色猫
いつの世も未来はとっても甘くって叶わぬ夢も味わいましょうね
21
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恣翁
遅桜 香の烟に咽びつつ 暮れかかる陽に 散るを躊躇ふ
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