猫の尾のお気に入りの歌一覧
椿雪
もう二度とつなぐ事無い君の手がひらひら揺れて夏と去りゆく
5
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北窓
いつだって私を裏切る私こそ嫌いなのだと梅雨入りを知る
8
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北窓
悲しいも寂しいさえも言えなくて酔いに任せて文字を吐き出す
11
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コーヤ
うたのわで想う心を紡ぎ詠み嬉し楽しでひととせ過ぎて
21
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まち
春深し 雨降りすさぶ 宵の口我が心をも 連れて流さむ
6
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まち
花冷えに わびしく匂ふ 落椿行く先憂ふ身に 雨ぞふりける
8
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守乃みさと.
水田を渡る風なら変わらずに入ってきます 君といた窓
26
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藍鳥
意味のない言葉ばかりを転がしてなかなか始まりに立てない二人
3
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林林
無花果の 枝を落とせば たらちねの 母なる大地の 乳滴りぬ
20
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林林
海風と時雨を浴びて潮干狩恵みに感謝し浅蜊掘り出し
10
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林林
雪柳白き花楚々と咲き集ひ枝の撓へば風も優しく
11
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林林
ふくふくの生成りに光る今朝の雲涙のあとの頬の如くに
19
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詠み人知らず
夕風に昔は遠き五月雨の空なつかしくにほふ橘
9
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コーヤ
しとやかな香りただよう雨の中ひそかに咲きぬくちなしの花
118
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コーヤ
言の葉の心を紡ぎ情景を詠みあげ共に歩みゆきたい
10
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コーヤ
彩の移り変りの坂のみち肌に染み入り我が身ながむる
5
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まき
この雪がきみに優しく降ればいい わたしを思い出さないでいい
11
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金魚藻
思い立ち、話す相手のないものをあつめて埋める三十一字
6
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Chico
忘れ物 靴のまんまで三歩半フランスパン!で殴られました。
11
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詩月恵
やっぱりね君が必要だったんだ今更だけど好きだったんだ
4
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