温のお気に入りの歌一覧
前田沙耶子
途中までしか弾けなくてふんじゃったねこがどうなるのかも知らない
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裕二
外からしか分からぬこともある 実はきみとあの子はとても似ている
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シュンイチ
どこにでもファミリーマートがある町の憎しみのない風を見ている
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あき
このくちで編んだ呪いはするすると空気にとけてあのひとが吸う
129
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あき
かじかんだ指をあなたが掴むから六度七分で火傷をしたわ
51
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鴨ミール
私だけ世界から2センチ浮いたままうどん食べおうちに帰る
5
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鴨ミール
今日の日も呼吸のふりで泡を吐く明日も明日もずっと深海
7
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鴨ミール
窓際に仔猫のように寝転びて一顆の砂糖のごとく溶けたい
16
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裕二
電光の掲示板には君に会うための料金ずらりとひかる
7
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野々花
二人でも寂しい夜はあるものねポツリポツリと雨垂れを聞く
15
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木綿
さらさらとこぼれ続けるお砂糖を見ているような恋の終末
23
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三夏
信じてた王子が白馬で来ないのでこれから徒歩で説得に行く
80
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新田瑛
ドはどうせ僕なんてのド レは恋愛相手としてはありえないのレ
34
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ヨシヱ マチコ
駐車場「満」と「空」とが光る間に「天」と「星」とを書き足すあそび
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洩矢転石
愛しさを愛しさのままうたにして時々きみを困らせている
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凍
道に落ついまわの蝉をまたぎ越し吾は来年も生きねばならぬ
28
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林林
肌寒い雨降る朝はあたたかいスープの湯気であなたにおはよう
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裕二
間違えて「ママ」と呼びつる君の子の母になりたい夕暮れだった
14
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裕二
「このままじゃお月さまに手が届きそう」ふたりぼっちの観覧車とまる
11
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村上 喬
時を刻む音だけが響く部屋にいてシュレッダーに入れる幾つかのこと
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