周小黒のお気に入りの歌一覧
灰色猫
刻々と点滅続く点滴の緑のランプ命の雫
21
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恣翁
海風に背中を押され揺れながら(秋日好) 初孫を抱き守り唄咏ず(恣翁)
20
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へし切
山蔭の草のみづひき風に揺れ荒野もはなやぐ花のひとむら
26
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へし切
卓上に首をかしげて困り顔吾を見つめる水仙の花
54
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へし切
黄泉の国 帰る定めの君なれど 別れは淋し盆の送り火
34
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林林
母親に囚われないで生きてほし女の体になりゆく娘
22
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さえね
透明なわんこを連れて歩いてく よく晴れた夏の朝の小道よ
8
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笹原八
あの千の泉のどれか一つへとぼくのなみだが帰ってゆくよ
4
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恣翁
自堕落な立膝の口に 咥へたる椿一輪 房楊枝かな
7
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洩矢転石
咲いた日を思って花をみたぼくと枯れてしまう日を思ってたきみ
9
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雪柊
稽古終え 雑巾がけを命じられ得難き事と感謝尽くせぬ
20
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恣翁
置く露の凝れるに 梅の開き初む はや大寒になりにけるかな
18
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恣翁
松の薪燃えて 俄かに部屋中を 銅色に明く染めけり
23
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夢士
暖かき陽に誘われて庭にをり蠟梅の香に空を見上ぐる
17
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林林
降り立ったホームに拍手と花束が車掌さん今日最終乗務
22
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舶女チェルシー
日常は白猫非日常は黒猫揺れてD坂乱れて歩く
4
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只野ハル
粗相した母に怒りて尋ねればそれでも我と一緒がいいと
18
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林林
本番前 師がわれに説く心得は「恐るるなかれ 侮るなかれ」
16
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矢車菊
「またいつか」それは星より来世より遠いところにあるのだろうな
23
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林林
先生へ 子どもたちからメッセージ頑張り滲む消しゴムの跡
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