時雨のお気に入りの歌一覧
潮月繁樹
右曲がり左曲がりのデコボコの我を思わす獅子唐芥子
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詠み人知らず
表札は変わらぬままのあの家はあるじは亡くて子も嫁ぎたり
24
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桜ねこ
鈍色の雲に隠れし夕月よ待つ身思ひてかげみせたまへ
21
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コーヤ
しとやかな香りただよう雨の中ひそかに咲きぬくちなしの花
118
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夢月
萎れゆく花の色にぞ我おもふ潤いなき身の褪せゆく心を
31
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へし切
何を為し 何をか為さん 吾が道の 誠至らば 恥ずものもなく
23
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恣翁
写経終へ 硯を池に洗ひせば 棲みたる魚の墨を呑ままし
23
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ながさき
釈尊の 乳母が最初の 弟子となり 「一切衆生 喜見如来」、と
19
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まぽりん
ふるさとに帰りし君はこぬか雨花びら摘みし袖ぞ濡れける
26
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へし切
惜しむれば散りてぞ後の花いかだ名残を人の胸にとどめて
25
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恣翁
桐の葉の落ちて 窓辺に月明かり 宿酔に 微風心地好きかな
21
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桜園
組長になりて集金集むとき近所の人々と話すのが楽し
19
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恣翁
清明の青雲の下 柴山は 白き馬酔木の挿頭付けけり
20
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恣翁
願はくは 君の心の宴に非で 流亡の屋を照らさむことを
18
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松本直哉
花なくてしげれる葉あり葉のなくて咲けるはなありはるのくれがた
5
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へし切
われ老いて憂き世の中にめぐるとも春々ごとに花は咲くらめ
21
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河のほとり
うぐひすの鳴く声は奥に花ありといざなふごとき森のゆかしさ
20
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己利善慮鬼
嗚呼人よ夢は愚かに靡き立つ春夏秋冬青き空より
3
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己利善慮鬼
遠き日の夏は過ぎ往き高き陽の翳ろうとして君の手を取る
27
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あまおう
信号のふたつ向こうはもう春で きみも桜も咲いてる気配
24
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