みつむしのお気に入りの歌一覧
へし切
生垣を見やれば葉間に覗き咲くなどか恥じらふ侘助の花
21
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へし切
冬空に消へゆくような三日月をひとり眺むるイブの夜かな
24
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ふきのとう
夕暮れにコートの襟を立てながらま白き雪に足あと残す
20
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琴葉
一言の別れも告げぬまま逝きて冬空を刺す煙ひとすじ
17
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夢士
空の青冬の陽まぶし昼下がりシニア集いてピッチを走る
14
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へし切
凍て雲に乗りて風神荒れ狂ふ北の大地の冬ざれの野に
25
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おちふう
「気づいて」と「気づかないで」を往き来する私をよそに夜は更け行く
11
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おちふう
掠めては刺すように去く風に知る頬をなぞった指の優しさ
6
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律
「帰るしかないじゃない」と、木枯らしがなぐさめるように背中を押した
4
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秋日好
Tシャツの背中に恕の字を書き抜いて贈ってくれた書道家の伯父
13
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へし切
まじらぬと強がり言へど淋しくてひとり遊びとまた歌を詠む
25
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紫苑
ぬばたまの夢の底ひにおつるとき呼ばはむ風のこゑのはげしき
19
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ながさき
秋晴れの 筑波の山に 霞立ち 紫の峰 天に聳ゆる
21
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光源氏
夢にても君が姿をしのぶれどか細き糸をたどる虚しさ
11
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只野ハル
百均のシンクのゴミ受け取り替えてただそれだけのリフレッシュする
11
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由縁
新しき街を写真でたしかめる 息子が住まう処を空から
5
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へし切
吹き荒れる風に負けじと耐へて立つ老ひ木の意地に我励まされ
21
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へし切
斯くばかり愁ひ多きは人の道白髪映すか秋霜のふる
17
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秋日好
新しく生まれ落ちたる水牛の子に吾の名を授くという友
15
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詠み人知らず
大井川錦の波ぞたちにける嵐の山に紅葉散るらし
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