斑鳩入鹿のお気に入りの歌一覧
ながさき
風寒く 春まだ浅き 野辺の道 微笑みながら 揺れる水仙
21
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松本直哉
くれなゐに薔薇の花芽のつのぐみてはなのさかりのはる遠からじ
5
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ゆえ
テーブルにぐったり体預けてる己におののく ここはマックだ
3
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桜園
十円のコロッケ六枚買ってきて祝うよイブのささやかなご馳走
13
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鍬乃呑
大抵の感情ならばお湯で割る焼酎で洗い流れゆくのに
5
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みん
たくさんの人に踏まれてぐちゃぐちゃの茶色い雪に自分重ねる
7
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詠み人知らず
暖かい陽ざしがあれば独りでも生きて行けるよ冬枯れの街
20
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矢車菊
背の高いきみはぼくより少しだけ空の近くで生きていくんだね
9
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己利善慮鬼
熟したる刃は鳴いて灯は落ちて地に臥す月と成りにけるかな
2
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みなま
「帰りたい」つぶやく祖母に応えむと徒労かさねる迷い道の夢
10
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速魚
枯れたとは見せかけだけぞ薄野は朝は銀色夕は金色
15
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ゆうくん
十月の 地図のかわりに 蔦紅葉 街の壁画が 映るキャンパス
3
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ゆうくん
もみじ葉は 空の迷宮 足音に 開く扉が 秋の通路に
4
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ケンイチ
雨音に煙草の交じる窓ぎはにせめて無知ではありたくなしと
5
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紫草
豆菓子を音立て噛めば楽しかりだあれもいない夜に憩えば
30
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みつむし
静物に命ふきこむ絵のやうに歌に命は宿りをりしか
11
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キャット・アイ
はぐれ雲一つ浮かべて秋碧し落ち葉踏みゆく午後の公園
3
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みやこうまし
台風の去りて名残りのしぶり雨 京の時雨の初たよりかな
19
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紫苑
いにしへは安達ヶ原かたまづさのひとむらすすきわれの辺に揺る
10
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ゆうくん
十月の 雨の迷路を 巡りゆく 傘でひらいた 道をあなたと
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