薄荷のお気に入りの歌一覧
へし切
我が背を標とせよと凛と生くたぎる血潮に恥じるものなき
16
もっと見る
河のほとり
行く末に身は夢となる心地して森静かなる夕霧の奧
16
もっと見る
都詩
父が干す洗濯物は良く乾く干し方干す場所工夫のありて
20
もっと見る
西村 由佳里
絵のように映画のように思い出す君に渡した便箋の色
7
もっと見る
西村 由佳里
きらきらと文字が流れてゆくような川の水面に我が手をかざす
8
もっと見る
紫苑
かたはらに猫ねむりゐる秋ひと日とほき滄海のことづてを読む
19
もっと見る
あまおう
きみが今、眠りについた頬を射す 「月の光」は 仄かに白夜
26
もっと見る
みなま
永く日を隔ててかけた電話にも秋の陽やさしい木犀のきみ
15
もっと見る
紫苑
ともすれば散らばふ夜の花茎ゆしたたる水を受くるてのひら
14
もっと見る
村上 喬
初夏の風に吹かれる向日葵を浮かべて海の碧深く
18
もっと見る
灰色猫
願い事手帳に記し破っては 鶴を折りゆく夜の病室
27
もっと見る
朝がお
あさがおの栞のうらに墨を載せ忘れないでと本に挟まる
12
もっと見る
双星たかはる
ウィジェットをアイルランドにしています小窓を開けるような気持ちで
4
もっと見る
あきなり
信じてる信じてるって繰り返す私は私のからだに祈る
6
もっと見る
紫苑
ひとふでの砂絵にこもる祈りこそとなりびとへの思ひとぞ知れ
20
もっと見る
日向猫
うん 君は寂しいんだね それだから悲しい嘘をついてるんだね
28
もっと見る
inosann
昨日を悔やみ明日が不安でも今「ありがとう」と言えれば幸せ
28
もっと見る
紫苑
身の丈にあはぬことばをとどめおく胸ぬちにすむたいせつなひと
9
もっと見る
紫苑
あまつさへ感情論を戒むるがにおほゆきのげに霏々として
5
もっと見る
河のほとり
梅の花昔忘れぬ香ばかりにながめ暮らせる春の宿かな
8
もっと見る
1
|
2
|
3
>>