備前 大輔のお気に入りの歌一覧
恣翁
蜩の物憂く鳴きし停車場に 任地を想ひ 驟雨に対す
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恣翁
降り注ぐ月の水泡を掃くごとく 夜風や 蒼き闇連れ来たる
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浅草大将
錆びつきし線路の果てを尋ぬれば草のにほひの電気機関車
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河のほとり
風わたる野の夕暮れは何となくかなしきことぞ思ひ出でたる
21
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恣翁
願はくは 君の心の宴に非で 流亡の屋を照らさむことを
18
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芳立
うららかに狂へよ君よヴィヴァルディの二小節目でスクラッチする
3
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紫苑
まなかひに拡ごりゆけるみづうみの裡にさがさむ我のたまゆら
15
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恣翁
神の門に詣づる列は 日暮るれど 凍て雪に猶ほ先を急きたり
14
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芳立
つるぎより強きばかりに葦筆の悪しとて刎ねもすべきものかは
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恣翁
隔たりて 銀河横たふ樹々の間に 浮きたる我は暁の月
24
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恣翁
客思こそ 日月の動きと競ひたれ 秋風 吾待たで先に帰らむ
21
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芳立
秋たてば七日を惜しみ鳴く蝉の声もすずしき夕風のころ
13
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恣翁
ハンメルの世界地図なる大陸に 牛の背の斑 実に似たるかも
26
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浅草大将
零二四万八万十零九二零一八一八十二三九二十五九四三二二
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聴雨
散りいそぎ天を仰げる白むくげ糸撚り落つる雨を掬びて
24
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恣翁
丈高き少女は夏を匂はせて 向日葵のごと窓辺に立てり
40
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恣翁
炎立つ君が下萌え掻き分けて 尖れる核を舌で転がす
17
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紫苑
樹のうれを抱くほむらよ丑満つのかほ思ひつつ夜爪を切りぬ
12
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小林道憲
もじずりの螺旋の先に銀河あり 星の渦より現れし花
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河のほとり
夏山にしげき思ひをたとへては心はふかきその色のあを
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