村上 喬のお気に入りの歌一覧
杜鵑草
孫の前で「ばあちゃん」と呼ぶに是非はなし二人の時は名で呼ばれたし
11
もっと見る
舞
はるかから天使の羽が降るように音無く積もる君への思い
156
もっと見る
灰色猫
二階から青空へゆく踊り場のひかりのなかで翼を洗う
15
もっと見る
灰色猫
ふかんぜんふかんぜんなの愛せない液状のわたし不完全
8
もっと見る
早乙女ん
いずこかと探せば日向のあるところ 猫の寝姿 家事は中断
6
もっと見る
こるちぞう
雪の畑薄墨になるかんじきの跡示したる春の訪れ
21
もっと見る
うすべに
気をつけて 旅立つあたしを見送った 父の背中に冬の落日
21
もっと見る
うすべに
かき曇り子供追いたて通り雨 ちいさな指でさすこいのぼり
12
もっと見る
つばす
朝取れの虫食い小松菜お浸しに ナメクジ穴も歯ごたえ確か
8
もっと見る
千葉 甫
悔い残る一日だった灯を消して暫く今日の闇を見つめる
17
もっと見る
かを3
来てくれてありがとうねの直ぐ後に帰りの土産揃えだす母
15
もっと見る
奥月汀
しらしらと音の途絶えた朝だからこうしてあなたを融かしている
4
もっと見る
奥月汀
あお暗く繁るミントをもてあそびグラスの森で爛れゆく夏
5
もっと見る
へし切
陽だまりに 心地よさげに日向猫 風はやさしく産毛を撫でる
10
もっと見る
只野ハル
入れ替わり立ち代わりくる看護師とヘルパーの名前覚えるのムリ
4
もっと見る
ななかまど
母の味覚えし杓子手にとれば淡く濃くなる母の仕草よ
12
もっと見る
横井 信
薄雲の空に広がる月末の風はさみしい枯れ葉を揺らす
11
もっと見る
舞
僕の折る紙ヒコーキは何故かしらクルリと墜ちて空へ帰れず
7
もっと見る
武蔵野
武藏野の寒さ耐へれず湯たんぽを寢床におゐて寒さ忘れる
4
もっと見る
横井 信
ただ風の冷たく残る夕暮れに雪のなごりの雲はかがやく
14
もっと見る
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
>>
[120]