帆糸子のお気に入りの歌一覧
日向猫
お片づけせぬまま次の玩具持つあたかも幼児のように
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詠み人知らず
そこ此処に小さい秋がやってきて ウォッシュレットを温水にする
15
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紫苑
郭公のゆくては知らねさざなみにいまこはれゆく真夏のみどり
12
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詠み人知らず
綾鷹と伊右衛門で悩むほどだから 恋の相手は片手で足りる
20
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詠み人知らず
ほんとうは人は優しく限りなく 自分以外を慈しむもの
18
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falcon
天翔る日輪の馬車秋ゐたり日時計に置くアポロの衣
10
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inosann
「手にとったお椀くらいの器かな」と夕餉の味噌汁味わいすする
17
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詠み人知らず
人として最低限で最高の アレ知ってます?普通の愛です
11
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日向猫
ほの朱き夕映えに染む白壁は秘めたる秋にひんやり湿る
21
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紫苑
遠来の友を見送るゆふぐれに浜ゆ吹きくる風のおだしき
10
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みなま
亡き夫の壇の前には満点の解答用紙供えてありぬ
18
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日向猫
猫の尾が右に左に揺れるのも心伝える言葉なんだね
19
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只野ハル
アリセプト10mgの母には素直さと感謝を教えられ
6
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只野ハル
アリセプト3mgの父には忍耐を学ばせてもらってる
3
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恣翁
涼風の夕べ告ぐるに 漕ぎ出せば 新秋の月 櫂を叩けり
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inosann
青き空の茜に染まる雲に似せ映せぬものか吾の心も
23
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紫苑
言の葉の意味を知らざる我なれば黙すことこそいと容易けれ
12
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聴雨
瓶づめの青苺のジヤムのなか秋の気配を添へてし閉じむ
6
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まがね
月が吐く吐息が呪文になるように夕暮れの空にすじ雲一つ
15
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恣翁
泡沫ゆ生れしウェヌスは 薔薇色に頬染め 浦回に裸身晒せり
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