日向猫のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
お互いに日々少しずつ老いながら 行ってらっしゃい お帰りなさい
71
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秋日好
いつのまに心こんなに預けてた重たかつたらう 手を離された
4
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芳立
うらみなどつゆもいは手をたづさひてなにか刃の報い受くべき
7
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灰色猫
後悔をする事ばかり 破壊した虚空で涙を味わっていた
5
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あまおう
液晶の 中にあなたが いることが 頼もしいなと 思う真夜中
31
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あまおう
透き通る あなたの声は シナプスに きらりきらりと 乱反射して
19
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夏恋
感謝してくれない褒美もくれないとくれない族のズレてる主張
9
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紫草
天空に限りなく近し銀杏樹の葉は青々と謳いてやまず
15
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詠み人知らず
五月尽それが私の生まれた日 ちょっとゼイタク鯛のアラでも
14
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片井俊二
雲雀鳴く五月の空をゆく風に耳を澄ませば寺山修司
4
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片井俊二
音もなく黒き野良猫横切りて藪へと消える足を残して
8
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灰色猫
真夏日の 更けゆく小夜に 銀色を 帯びた蝶々が 脆く崩れる
11
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詠み人知らず
母上に花を送るの嫌だから 今頃りんご持って行ったよ
19
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詠み人知らず
歯磨きに「お出かけですか」と足下で 猫が尋ねる日曜の朝
14
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みやこうまし
緑葉の陰でひっそりさくらんぼ 赤い珠玉の 飾りを垂らす
11
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へし切
おはようと行き交ふ人に声をかけジョギングすればこころも晴れやか
20
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村上 喬
こめかみに鈍く「あの日」が痛み出し街路樹たちもゆらぎはじめる
12
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みなま
夏の夜通りを過ぎる人の声どこかのどかで帰ってこない
10
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紫苑
ひとふでの砂絵にこもる祈りこそとなりびとへの思ひとぞ知れ
20
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秋日好
受信簿の詠み人知らずどれほどに哀しきことか知つてゐるので
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